191.「気持ち悪い」「本当に無理」と辛らつな声…食事マナー
「気持ち悪い」「本当に無理」と辛らつな声…食事マナーに反する「迎え舌」 歯科医師に聞いた原因10個&治療法
あなたは「迎え舌」という言葉を知っていますか。「迎え舌」とは、食べ物を口に入れるときに舌を出し、“迎える”ように食べ物を舌で受け止めてから食べる方法を意味するものです。一般的には、食事におけるマナー違反として認識されており、その食べ方を「汚い」「不快」と感じる人は多くいます。ネット上でも「迎え舌の人、本当に無理」「気持ち悪い」「下品な感じがする」「お行儀が悪いよね」と辛らつな声が多く上がっていますが、中には「治したい」「自分も迎え舌だったらどうしよう…」と気にする人もいるようです。
食事の場で悪印象を与えかねない「迎え舌」は、治すことができるのでしょうか。高谷秀雄歯科クリニック(宇都宮市)院長で歯科医師の高谷秀雄さんに聞きました。
「歯並びが悪い」「口呼吸」など原因多数
Q.そもそも、なぜ「迎え舌」になってしまうのでしょうか。
高谷さん「迎え舌になる理由として、次の10個の原因が考えられます」【口周りや舌の筋力が弱い】
口周りや舌の筋力が弱いと、食べ物を受け止める力が弱くなり、自然に舌が出てしまうようになります。口を閉じているときは、舌の先端が上の前歯のすぐ後ろの上顎部分についているのが通常ですが、歯に押し付けるように舌を置いていると、舌筋が弱くなり、迎え舌の原因となることがあります。
【顎の発育不足】
顎の発育が悪く、力が弱いと「口を閉じる」ことができず、無意識に口が開いてしまい、結果として舌が出る原因となります。幼少期に軟らかい食べ物ばかりを食べているなど、「よく
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