絞り込み条件を変更する
検索条件を絞り込む
有料ブログの投稿方法はこちら

すべてのカテゴリ

1 件中 1 - 1 件表示
カバー画像

第8回「音屋のkatsu」の音楽あるある〜上京編①〜

専門学校に進学した私。名前は伏せますが、それなりに名の知れた学校でした。「受験」としてペーパーテストも受けましたし、ある程度の音楽知識がないと入れないって事も知っていました。一年間近く、スタジオのオーナーに指導料を払い「音楽理論」を叩き込まれましたし、そこそこには読譜も出来ていましたので結果は「合格」。前回の話に出てきた「生涯の友」T君と上京し、それぞれ違う新聞販売店で勤務をしながらの学校生活が始まりました。T君は「五反田」、私は隣町の「中延」と言う街に配属になりました。初日、地図を片手に知らない街を歩き回りようやく販売所に到着した頃は夜。店長:「おぉ!遅かったな?迷ったろ?いやぁ〜ご苦労、ご苦労!」私:「あ、これからお世話になります、〇〇と申します!   夜露死苦お願いシャス!」店長:「今日は疲れたろ?早速なんだが、部屋に案内させるから。」私:「あ、はい!アザース!」店長:「仕事は明日から教えていくから今日は休みなさい。」私:「はい。」店長:「おい!〇〇いるか〜?」?:「は〜い。」販売所の台所から出てきたのは、一人の巨漢男。髪の毛はボサボサの脂ギッシュ!今思うと俳優の「六角精児」さんをもっと太らせた感じの人。商店街の中にある販売所からしばらく歩いて「六角」さんが立ち止まります。「ここ、今日から君の部屋のあるアパート。」指差した先には、当時でも築60年以上の古びた木造二階建てのアパート。玄関を開けると、蔵の階段のような急な角度の階段。二階には四つの「引き戸」の部屋に共同の便所と洗い場。部屋は四畳半の畳部屋。六角さん:「ま、こんな感じだから。布団はそれ使って。んじゃ。」私:「あ、
0
1 件中 1 - 1
有料ブログの投稿方法はこちら