絞り込み条件を変更する
検索条件を絞り込む
有料ブログの投稿方法はこちら

すべてのカテゴリ

4 件中 1 - 4 件表示
カバー画像

【無料】元児童指導員からみたお子さんとご家族のレスパイト(息抜き)の必要性の話

前回の記事関連記事関わってきた親御さんの中には、お子さんのことで気が張り詰め、なかなか自分の時間が取れない方も多くいました 今回はそういう方に向けた「レスパイト」について以下に記述していきたいと思います私のレスパイトの考え方 私として、子育てにおいて、お子さんと離れる時間は意図的に作ったほうがいいと思っています。それはおこさんの特性や障害の有無に関わらずです なぜなら、「子どもと関わる」ということは、自分の個人の時間が無くなることを意味します 遊びに食事、入浴、睡眠等、洗濯等、生活のほとんどが「子ども」に優先順位をとられてしまいます パートナーと入れ替わりで、自分の時間を作れる方もいます。素晴らしいことです ですが、大半の場合は片方に大きく役割が偏っているのではないでしょうか そうなると、「子ども」のことで自分のことが疎かになり、不満は溜まる一方です普段は良いかもしれませんが 疲れがたまってくると「なぜじぶんだけ」という気持ちに支配されてしまうこともあります 日常的にレスパイトを利用することで、「自分の機嫌を取る」という行為を習慣化することは、自分にも、お子さんにもメリットがあるのです レスパイト(息抜き)をするメリット・しないデメリット レスパイトをすることで、お子さんと関わる上で 「心の余裕が生まれること」 がまず大切です 基本的に、自分に余裕がない状態だと、お子さんに対しても辛く、厳しく当たってしまうことが多いです 自分の時間を確保することで、自分にも余裕が生まれ、お子さんにも他者にも優しく関われるのです また、レスパイト先が決まっていると、「何かあったときに頼ることがで
0
カバー画像

日常レスパイトでケアラーケア

前回は福祉サービスを活用したレスパイトについてご案内しました。 本日は公的サービスの活用以前に、生活の中で出来る「日常レスパイト」について考えてみたいと思います 1.メンタルケアラーにレスパイトが必要な理由 身体ケアや日常動作介助が必要な高齢者・身体障害者介護と、うつ病などの精神疾患を患った家族のケアは内容に違いがあります。 精神疾患の場合は以前より出来ないことが増えたとはいえ、トイレや食料摂取、横になったり起き上がったり、着替えなどは本人が可能です。 ではどこでレスパイトが必要になるか。 それはコミュニケーションに由来する疲労です。 些細な言葉の取り違え、本人とは関係ない行動への誤解、周辺環境から受ける刺激に対する反応が違うことだったりします。 感性が全く同じ人間などいないですから、精神疾患ではなくてもある程度こうした問題は起きるでしょう。 しかし精神疾患の場合は、これらによって本人の症状が悪化したり再燃し、危機状態になる可能性もあります。 家族は常にそれらに配慮しながら生活することになります。 一見普通に生活しているようで、神経をすり減らしているケアラーは少なくありません。 だからこそ、メンタルな問題を抱える家族と暮らすケアラーにもレスパイトが必要なのです。 2.レスパイトの意味を広げて考える レスパイトとは「休息」「息抜き」「小休止」という意味です。 転じてレスパイトケアとは、支援対象者を施設に任せる時間をケアラーの休息時間にあてる、という意味になります。 これを広げて考えてみました。 休息、息抜き、一時的な解放↓ 誰かに任せる、頼る リフレッシュする 延期する/猶予を作
0
カバー画像

家族ケアをする人のレスパイト(福祉サービス編)

「レスパイト」をご存じでしょうか。 言葉の意味では「休息」「一休み」です。 福祉の世界では、介護対象者を施設で一時預かりすることで、その間在宅でケアを請け負っている人にゆっくり休息を取ってもらう、という意味で使います。 高齢者介護に限らず在宅で家族のケアをしている人には等しくレスパイトが必要です。 特に家族の精神障害のケアをしている人のレスパイトについて考えてみました。 1.一般的なレスパイトサービス 原則65歳以上の要介護認定を受けた人には、介護保険サービスの「デイサービス」が利用出来ます。 これは日中介護施設で対象者を預かってくれるサービスです。または「ショートステイ」といって宿泊込みで短期間預かってくれることもあります。 目的としては対象者のリハビリテーションですが、その間自宅では介護の必要が無いため、ケアする人は休息をとることが出来ます。 ただし、これは高齢者対象です。 64歳以下のうつ病等の精神障害者は対象外です。 精神障害者を対象とした直接的なレスパイトサービスはありませんが、精神障害者の家族にもレスパイトは必要だと考えています。 2.レスパイトサービスに代わるサービスは? 介護保険のように「レスパイト」と名がついた支援はありませんが(もしもあったら申し訳ありません。私の勉強不足です)、それに代わるサービスはあります。 要は、精神障害者を一人にせず、家族が付きっきりにもならずにいられる時間を作ることが必要なのです。 本人の回復度合いに拠りますが、該当するのは以下のようなものです。 ①生活介護常時介護を必要とする障がい者が主に昼間において施設などで入浴、排泄、食事の介
0
カバー画像

うつの看病と自分の仕事の両立

うつ病になった家族と生活するとは、つまり「うつ病の人を看病しながら生活する」と言うことですよね。身体介護が必要なケースは稀だと思いますが、状態が常に気になる、という点は他の病気と同じです。更にうつ病(その他精神疾患含む)の看病をしながら自分の仕事と両立させるには、どうすればいいでしょうか。1.うつ病以前との違い①「ちょっとお願い」が出来なくなる夫婦共に仕事をしていれば、業務上の不測の事態は起こり得ます。急な残業、出張などで、いつも通り帰宅出来なかったり休日にいなかったり。その時今までなら相手に「帰宅が間に合わないから代わりにお願い(買い物、荷物の受け取り、子どもの送り迎えなど)」が出来ていたのに、うつ病になるとそれが出来なくなります。お願いしていたこと自体は大した用事ではなかったとしても、「相手に頼めない」というプレッシャーがのしかかります。②家での過ごし方が変わる仕事を終えて帰宅し、家族で食卓を囲んでいる時。ごく自然に「今日会社でね」という会話が出てきます。今までなら聞き流してもらえたり、愚痴を聞いてもらえたり、労わりの言葉がもらえていたのに、そうしたコミュニケーションが取れなくなります。また、家族の側も「負担をかけてはいけない」と思い、話さなくなります。2.他の病気との違い①いつまで続くか分からない例えば風邪なら2~3日、インフルエンザなら4~7日くらいで回復しますよね。しかしうつ病はそうはいきません。ちょっと疲れが続いているな、位で気がついたならまだしも、がっつり「うつ病」と診断されるレベルになっていたら、数カ月~年単位での看病生活となります。それも「あなたは○ヶ月」とも
0
4 件中 1 - 4
有料ブログの投稿方法はこちら