医学英語論文の書き方マニュアル ―― 誤用しやすい表現とその注意点
英語論文を執筆する中で「文法的には正しいけれど、学術的な文脈では誤解を招く」あるいは「適切な語の選び方に迷う」といった場面は少なくありません。今回は、医学英語論文を書く際に特に注意したい表現を3つ取り上げ、具体例を交えながらその使い方をご紹介します。
1. "Respectively" の正しい使い方
“respectively” は、「AとBはそれぞれCとDである」のように、複数の項目同士が一対一に対応していることを明確に伝える際に使われます。
✅ 正しい例:
X, Y, and Z like baseball, soccer, and swimming, respectively.
→ Xは野球、Yはサッカー、Zは水泳が好きである。
このように、前後の要素が順番通りに対応していることが条件です。
⚠️ よくある誤用:
X likes baseball and Y likes soccer, respectively.
→ この文は対応関係が文構造上示されておらず、”respectively”の使用は不適切です。
また、AとC、BとDのように、順番に意味がなく、単なる「関係がある」というだけでは“respectively”は使えません。
一文の中で並列関係が明確に構築されているかどうか、が判断のポイントになります。
2. 「関連する」の表現:Associated vs. Correlated日本語の「関連する」は便利な表現ですが、英語では文脈に応じて適切な語の選択が求められます。特に“associated” と “correlated” は意味のニュアンスが異なります。
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