中小企業経営のための情報発信ブログ269:顧客起点は経営の原理原則
今日もブログを御覧いただきありがとうございます。事業がBtoCかBtoBであるかに関わらず、すべての企業は顧客に向かって事業を展開し、提供する商品やサービスに価値を見いだしてもらうことで成り立っています。このことを思えば、顧客を起点に指定し決定していく必要があることに異論はないはずです。
しかし、多くの経営者は成長の過程で内向きになり、外にいる顧客を見失ってしまいます。そして、そのことに気づかずにいるのです。
「顧客第一主義」は、言い古された言葉ですが、現実にそれを実践できている企業がどれくらいあるでしょうか。好況期には、顧客を起点に考えなくてもモノは売れていました。「顧客第一」「お客様は神様です」と口には出しながら、実際に顧客第一主義を徹底し実践していなくても利益は上がっていました。しかし、それは昔の話です。
時代は大きく変り、いまは混迷・変化の時代です。更にコロナ禍がそれを加速しています。「コロナが終息すれば業績が戻る」ということもありません。テレワークやリモートワーク、デジタル化、働き方改革など、そうした社会環境の変化の中で、「どうすれば儲かるのか」「どこに新たな需要があるのか」を真剣に考え、行動に移した企業のみが勝機を得るのです。頭を使わず過去に安住している企業は淘汰されます。
コロナ禍でも、常連客が根付いている企業や店舗では客の減少はそれほど深刻ではなく、通りがかりや飛び込み客を中心にビジネスをしているところは客が大幅に減少し痛手をダイレクトに被っているように思います。
これまで、口先だけで終わっていた「顧客第一主義」を真剣に考え、「顧客を育てる」という中長期的なビジ
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