同じ日同じ時間に生まれたらその人の運命は同じだろうか。
その思考実験的小説に「乞食王子」というのがあって、昔連ドラで夢中で見たことがある。同じ日同じ時間に生まれた乞食と王子が、王子が街を見てみたくて入れ替わって、城に戻れなくなり、王子はやがて浪人(ナイト)と出会い国を一周して、戴冠式直前に城に戻るという1年くらい引っ張ったドラマだった。
小説はさておき占星学で立てた命盤と同じ人を探すことは簡単である。気学であれば9星9種類の年月日の命盤なので9の4乗とおり、6561通り、729日遡れば同じ運命の人を見つけられることになる。三元奇門遁甲なら6561の3乗で282429536481通りの命盤ができることになるからほとんど同じ人はいない。これに動と静の両盤を作るとこの2乗とおりになるから星の数には至らないがかなりの数になる。これはたまらない。
四柱推命ではどうだろう60干支の4乗1296万通りになる。592年遡れば同じ運命の人がいる計算になる。
遡って同じ命盤の人を見つけ出しそのまま伝えればその人の運命となるのだろうかという疑問が残る。
だが一体この通りという判定は何なのだろうか、宇宙とつながりがあるのだろうか。
宿曜は黄道を28か27に区切り月の一日の動く幅で取る27宿と、星座の勢力範囲で分けた28宿がある。キトラ古墳などは28宿で描かれており、杭を打って土地を囲い仕事をして結婚しあの世に行って天に召されるまでの人生の流れを星座で表している。28宿は味があって面白いが宿の大きさが星宿の星の数によって不規則なので27宿で計算してみる。
27宿に実在の星を当てていく日月火水木金土そしてアセンダントで27の8乗。282429536481になり三元奇門遁甲と同じ数になる。28658502年遡れば同じ名盤の人に出会えるわけだ。まあ自分と同じ運命の人なんて有史の範囲にはいないと思ったほうがいい数になる。そして宿曜はもともと計都・羅喉も判断に加えていたし、天海冥、カイロン、リリス、など小惑星を加えてさらに細かくなってきている。また、ベースとなる星座も銀河の回転とともに動いている。
だから星占いの判断は一期一会、いつもオンリーワンだ。「人の後を追うな自分の道をいけ」とは阿含経の釈迦の言葉だが、そのまま占いも同じことになる。