何度言っても、彼が変わらない理由

何度言っても、彼が変わらない理由

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コラム
「もう何回も言ったんです」

恋愛のご相談を受けていると、こんな言葉を聞くことがあります。

連絡がなくなるのは嫌だと伝えた。

約束を曖昧にされるのも嫌だと伝えた。

そのたびに彼は、

「分かった」
「気をつける」

と言ってくれる。

だから今度こそ変わるかもしれないと思う。

でも、しばらくするとまた同じことが起きる。

そうなると、

私の気持ちが伝わっていないのかな

と思いますよね。

だから、もっと分かりやすく伝える。

言い方を変えてみる。

怒るのをやめて、優しく伝えてみる。

それでも変わらない。

ここまでくると、

「どう言えば分かってくれるんだろう」

と考えてしまう方もいると思います。

でも、もしかすると問題は、

伝わっていないことではないのかもしれません。

彼はもう、あなたが嫌がっていることを分かっている。

そのうえで、変わっていない。

だとしたら、見る場所を少し変える必要があります。

簡単にいうと、

彼は今、

変わらなくても、それほど困っていない

のかもしれません。

たとえば、

彼から何日も連絡が来ない。

あなたは「寂しかった」と伝える。

彼は謝る。

そして二人は元に戻る。

またしばらくすると、同じことが起きる。

あるいは、

「今度はちゃんと予定を決めてね」

と伝える。

彼も「分かった」と言う。

でも結局、次も彼の都合で会うことになる。

あなたはモヤモヤする。

それでも彼との関係は続いていく。

具体的にいうと、

彼の側から見れば、

連絡の仕方を変えなくても、あなたを失っていない。

約束の仕方を変えなくても、関係は終わっていない。

自分の都合を優先しても、今までと同じ関係に戻れている。

もちろん、だからといって、

「彼はあなたを大切に思っていない」

と決めつけることはできません。

ここが恋愛の難しいところなんですよね。

気持ちがあることと、自分の行動を変えられることは別です。

好きだから変わる。

大切だから直す。

失いたくないから行動する。

必ずそうなるなら、恋愛はもっと分かりやすいのだと思います。

でも実際には、

「好き」という気持ちがあっても、今までのやり方を変えない人はいます。

なぜなら、人が何かを変える時には、

「このままではダメだ」

と本人自身が感じることも必要だからです。

これは恋愛以外でも同じです。

「運動しないとな」

と思いながら、なかなか始められない。

「生活を変えないとな」

と思いながら、昨日と同じ一日を過ごす。

頭では分かっている。

でも、今すぐ困るわけではない。

だから今日も変わらない。

そんなことって、私たちにもありますよね。

では、恋愛だったらどうでしょう。

彼女から不満を言われる。

その時は少し気まずくなる。

でも謝れば元に戻る。

そして、これまでと同じ関係を続けられる。

その状態で、

本人にとって行動を変える理由は、どれくらいあるのでしょうか。

私は、ここを見落とさない方がいいと思っています。

だから、

「彼にどう言えば分かってもらえますか?」

というご相談を受けた時も、

伝え方だけを考えるわけではありません。

すでに何度も伝えているのなら、

「彼は分かっていないのか」

だけではなく、

「分かっているのに、なぜ行動が変わらないのか」

も見ます。

この二つは、似ているようで全然違うんですよね。

分かっていないなら、伝え方を変えることで届くかもしれません。

でも、すでに分かっているのに変わらないのなら、

何度説明を重ねても、同じところを回り続ける可能性があります。

ここで私は、

「私の伝え方が悪いから」

と、全部自分のせいにしてほしくないんです。

そしてもう一つ。

私の考えでいうと、

「彼はあなたを好きです」

という答えだけでも足りません。

私はその先も見たいんです。

彼に気持ちはある。

では、

その人は、この関係のために自分の行動を変える意思があるのか。

あなたが嫌だと伝えたことに対して、言葉だけではなく行動を変えようとしているのか。

二人の関係を今より良くするために、自分から何かをしているのか。

そこに、その人の「今」が出ると思っています。

そして、ここで大切なのは、

彼を困らせればいい、という話ではありません。

別れをちらつかせる。

わざと連絡を返さない。

嫉妬させる。

彼を不安にさせて、行動を変えさせる。

そういう駆け引きを勧めたいわけではないんです。

相手を追い込んで変えようとすると、今度はあなた自身が相手の行動を管理し続けることになります。

そうではなくて、

何度伝えても変わらないのなら、

「次はどう伝えれば彼が変わる?」から、一度離れてみる。

そして、

「私は、この関係をどうしたいんだろう」

と自分の側へ視点を戻してみる。

彼が変わるまで待つのか。

今の関係でも自分は幸せなのか。

それとも、本当はもう苦しいのか。

そこを考えることも大切です。

恋愛をしていると、

「彼が変わってくれたら、私は幸せになれるのに」

と思うことがあります。

でも、相手が変わるかどうかは、最後には相手が決めることです。

あなたが何度説明しても、

どれだけ優しく伝えても、

本人に変わる意思がなければ、変えられないこともあります。

だからこそ見るべきなのは、

彼があなたを好きかどうかだけではありません。

何度伝えたのか。

そのあと彼は何をしたのか。

言葉だけだったのか。

それとも、少しずつでも行動が変わっているのか。

そこまで見てみてください。

「分かった」

という言葉より、

分かったあとに何をしたのか。

そこに、今の二人の関係が表れていることがあります。

何度伝えても同じことが繰り返されて、

「彼の気持ちはあるの?」「この人は本当に変わる気があるの?」

と分からなくなってしまった時は、

相手の気持ちだけではなく、

その気持ちが行動につながる状態なのか、関係を変えようとする意思があるのか

というところまで一緒に視ています。



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