「今度の日曜日、空いてる?」
そう送ると、彼は会ってくれる。
一緒にいる間は会話も続くし、楽しそうに笑ってくれる。帰ったあとには「今日はありがとう」と連絡が来ることもある。
だから、嫌われているわけではないと思う。
それでも、ひとつだけ引っかかることがあります。
次に会う約束を作るのは、いつも自分から。
彼の方から「次はいつ会える?」と聞かれることはありません。
会っているときは安心できるのに、別れたあと、次の予定が決まっていないことに気づくと、また不安が戻ってくる。
「会ってくれるのだから、少しは気持ちがあるのかな」
「もともと自分から誘うのが苦手な人なのかもしれない」
そう考えて安心しようとしても、心の奥では別のことを怖がっている場合があります。
本当に怖いのは、誘うのをやめたあとのこと
表面上では、「彼は私のことをどう思っているのだろう」と考えています。
けれど、その一段下にあるのは、
私が誘わなくなったら、この関係もそこで止まってしまうのではないか
という怖さかもしれません。
自分から連絡すれば会える。
でも、自分が動かなければ次の約束は生まれない。
その状態が続くと、「会えた」といううれしさよりも、「今回も私から誘った」という事実が少しずつ重くなっていきます。
彼に会いたいから誘っているはずなのに、いつの間にか、関係を終わらせないために一人で動き続けているように感じることもあるでしょう。
会ってくれる理由は、一つではありません
彼が誘いに応じてくれる背景には、さまざまな可能性があります。
・あなたと過ごす時間を楽しいと感じている
・好意はあるけれど、自分から誘うことに慣れていない
・断られることを不安に思っている
・今の関係をどう進めればよいか迷っている
・自分から予定を作るほどの意識を持っていない
・誘われれば会いたいが、関係を変えることまでは考えていない
・今の距離感のままで十分だと思っている
男性側から見ると、「誘われて会うこと」と「二人の関係を進めること」を、本人の中で結びつけていない場合もあります。
一緒にいる時間は心地よい。誘われれば会いたい。しかし、その先についてはまだ深く考えていない。
そのような状態も考えられます。
ただし、これは「男性だから受け身になる」という意味ではありません。実際の彼に当てはまるかどうかは、彼の言葉と、その後の行動を見なければ分かりません。
好意と、関係を育てる意思は同じではありません
会ってくれることは、少なくとも拒絶ではありません。
ただし、会ってくれることと、彼自身が関係を進めようとしていることは同じではありません。
好意があっても、自分から関係を動かそうとしない人はいます。
反対に、言葉で気持ちを多く表さなくても、次の予定を考えたり、会えないときに代わりの日を提案したりする人もいます。
ここで分けて見たいのは、
「私と会うことを受け入れているか」
だけではなく、
「彼自身も、この関係を続けるために参加しているか」
という点です。
現実の中で確認できること
「言葉より行動を見ましょう」と言われても、何を見ればよいのか分からないことがあります。
そのようなときは、次のような具体的な行動に分けてみてください。
・会えないとき、彼から別の日の提案があるか
・会ったあと、彼から次の予定について触れるか
・あなたの都合や希望を確認しようとするか
・いつも同じ側だけが連絡や予定を作っていないか
・関係について話そうとしたとき、曖昧にせず答えようとするか
・言葉で伝えた気持ちと、その後の行動に一貫性があるか
一度も彼から誘われていないという事実だけで、気持ちがないとは断定できません。
大切なのは、今までの関係全体を見たとき、彼からも二人の関係を続けようとする働きかけがあるかどうかです。
連絡をやめて試さなくても構いません
彼の気持ちを確かめるために、急に連絡をやめたくなることもあるかもしれません。
けれど、沈黙して相手の反応を試す方法だけが答えではありません。
たとえば、
「私から誘うことが多いけれど、あなたは今の関係をどう感じている?」
「次は、そちらから誘ってくれたらうれしいな」
と、自分の感じていることや希望を伝える方法もあります。
大切なのは、その場で理想的な答えを言ってくれるかだけではありません。
伝えたあと、彼があなたの気持ちを受け取り、実際の関わり方を変えようとするかどうかも確認したいところです。
自分は、どのような関係を望んでいるのでしょうか
彼から誘ってほしいと思うのは、単に誘う手間を減らしたいからではないはずです。
「あなたに会いたい」と、彼の側からも示してほしい。
自分だけが関係を支えているのではないと感じたい。
二人で次の時間を作っているという安心がほしい。
そのような期待があるのではないでしょうか。
彼の気持ちを考えることと同じくらい、
・自分はどのような関係を望んでいるのか
・今の状態をどこまでなら待てるのか
・自分から動き続ける関係を、今後も望むのか
・彼に何を確認し、何を伝えたいのか
を整理することも大切です。
タロットは、彼の本心を一つに決めつけるためのものではありません。
カードから読める可能性と、現実に確認できている言葉や行動を分けることで、自分が本当に怖がっていることや、相手に期待していることを整理する入口になります。
「会ってくれるのだから、気持ちはある」と信じたい一方で、自分が誘うのをやめたら関係も止まってしまいそうで不安になることがあります。
彼の一つの言動について、カードから読める可能性と、現実に確認できていることを分けて整理したい方へ、1テーマ・1質問の文章鑑定をご用意しています。