前月比だけ見ていると、判断を間違える

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ビジネス・マーケティング
ネットショップの数字を見るとき、いちばん見られているのは「前月比」だと思います。
たとえば9月の売上が、8月の87%だったとします。13%も落ちた。広告を増やすべきか、値引きをするべきか。そう考え始める数字です。
ところが、前の年の9月を見ると、同じように8月の97%に下がっていました。この店にとって9月は、もともと8月より落ちる月でした。
さらに前年の9月と比べると、今年は101%。去年より売れています。
つまり、こういうことです。
・前月比 87% → 落ちているように見える
・前年同月比 101% → 去年よりは売れている
・前年の同じ月の前月比 97% → 9月はもともと下がる月
3つ並べると、「季節で下がる月だが、今年は去年より下げ幅が大きい。ただし去年の水準は超えている」と読めます。慌てて値引きをする場面ではありません。下げ幅が去年より大きい理由を、落ち着いて探す場面です。
前月比だけを見ていると、この区別がつきません。季節で下がっただけの月に広告を足し、本当に悪い月を「季節のせい」で流してしまいます。
やることは簡単です。月ごとの表に、列を1つ足します。「前の年の同じ月の、前月比」。これだけです。
私はECの現場で10年、毎朝数字を集めてきました。数字を集める作業に時間を使い切って、読むところまで行けない日が長くありました。集める作業を自動にして、読むことに時間を使えるようにする。そのための表を作っています。
(文中の数字は、説明のために作った見本の店のものです)
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