こんにちは、月詠ソーマです。
インド占星術で鑑定書をお作りしていると、いちばんよくいただくのがこのご質問です。
「わたし、ずっと牡羊座だと思っていたのに、魚座って書いてあるんですが…?」
驚かれるのも無理はありません。実は、インド占星術では約8割の方の「太陽の星座」が、西洋占星術とひとつずれます。今日はその理由と、ふたつの占星術の違いを3つにしぼってお話しします。
■違い① 星座の「ものさし」が違う
西洋占星術は、春分の日に太陽がいる位置を「牡羊座の0度」と決めて、そこから12星座を区切ります。季節を基準にしたものさしです。
インド占星術は、実際に夜空に見える星座の位置を基準にします。
このふたつ、西暦300年ごろにはほぼ一致していました。ところが地球の自転軸がゆっくりと首ふり運動(歳差運動)をしているため、季節の基準は少しずつ星空からずれていきます。そのずれが、今はおよそ24度。1つの星座は30度なので、生まれた日の太陽が星座の前半(0〜24度)にあった方は、インド占星術ではひとつ前の星座になります。
「星座が変わった」のではなく、「ものさしが違う」と考えていただくと、すっきりするはずです。
■違い② 主役は太陽より「月」と「ラグナ」
西洋占星術の雑誌占いでは、太陽の星座が主役ですよね。
インド占星術でいちばん大切にするのは、次のふたつです。
・ラグナ:生まれた瞬間に東の地平線から昇っていた星座。外から見たあなた、体質、人生の土台を表します。
・月:心の動き、感じ方、本音を表します。月がどの「宿(ナクシャトラ)」にあるかで、心の奥にある願いを読み解きます。
ラグナはおよそ2時間ごとに変わるので、インド占星術では「出生時刻がとても大切」です。同じ日に生まれた双子でも、ラグナが違えば人生のテーマが変わることがあります。
■違い③「いつ」を読むのが得意
インド占星術のいちばんの強みは、人生の時期を読む「ダシャー」という仕組みです。
生まれたときの月の位置から、人生をいくつかの時期に区切り、それぞれの時期を担当する星を割り出します。たとえば「金星の時期」は人間関係や恋愛が動きやすく、「土星の時期」はコツコツ積み上げることで結果が出やすい、というように読みます。
そこに、いま空を動いている木星や土星の位置を重ねると、
・結婚や出会いのご縁が動きやすい時期
・転職や独立を考えるのに向いた時期
・無理をせず、守りを固めたい時期
といった流れが見えてきます。
■どちらが正しい?
よく聞かれますが、わたしは「どちらも正しく、得意分野が違う」と考えています。西洋占星術は心理や性格の描写がこまやかで、インド占星術は時期と人生の流れを読むのが得意です。
もしインド占星術で星座が変わっても、これまでの自分が否定されるわけではありません。むしろ「だから自分はこうなんだ」と、新しい角度から納得できることが多いと感じています。
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