知っていることが、見える世界を狭くする

知っていることが、見える世界を狭くする

記事
コラム
────

「わかる」と「わかったつもり」の間


心理について学んできた人や、長年誰かを支える仕事をしてきた人なら、きっと人の気持ちをいろんな角度から考えられるんだろう。

どこかで、そんなふうに思っていた。

でも、必ずしもそうではないらしい。

知識があることと、相手の立場になって物事を考えられることは、また別の話なんだと思う。

人は誰でも、自分の経験や価値観を通して物事を見ている。

それ自体は、ごく自然なことだと思う。

ただ、自分にとっての当たり前が、誰かにとっても当たり前とは限らない。

同じ出来事を経験しても、何を感じるかは人によって違うし、そもそも見えているものから違うのかもしれない

だからこそ、人を理解することは難しい。

知識が増えるほど、理解できることも増える。

でも同時に、知っていることが、まだ知らないものを見る邪魔になることもあるんじゃないだろうか。

人を理解するための知識が、いつの間にか人を判断するための物差しになってしまう。

そんなことも、きっとある。

もちろん、私自身も自分の物差しを持っている。

それを完全に手放すことなんて、できないのかもしれない。

それでも、自分の見ている世界がすべてではないということは、忘れずにいたい。

何を知っているかより、知らないことにどう向き合うか。

自分の物差しの外側には、まだ知らない世界がある。

そのことを、いつもどこかに置いておきたいと思う。




サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す