ソード6逆 おだやかじゃない日常

ソード6逆 おだやかじゃない日常

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中学の同級生に、のっぴきならない用がある。でも連絡先を知るすべが、そんなに仲良くない良い印象のない同級生に繋げてもらうことしか思い浮かばず、その子とはLINE交換まで取り付けられたけど、結局その子も「〇〇(私が会いたい同級生)とはあんまり連絡とってないから…」とかで、“タイミングが来るまで待て”状態になってしまった事が、普段親しい友だちか仕事関係の人としか自ら連絡先を交換しない私にとってはけっこう比重の重いことだったようで、別ルートでその同級生に会えるという夢をみた。
夢の中で会いたかった同級生にやっと会えると決まった時、真っ先に思ったことは、じゃああの子のLINEはブロックしていいんだ!という嬉しさでしかなくて、その精神の不良具合に愕然としながら、ここまで私は元気になってきたんだという嬉しさが大きかった。

昨夜の満月の影響が続いているのか、もうずっと眠い。
朝は、今までやり切れなかったことや一度は水に流した不安が、時には濁流のように押し寄せてくる。やり切れない。会えないと思うと、夢で会う前よりもっと、その子に会いたくなってしまった。
また会いたいという甘い期待に身を任せて二度寝したら、さっき見た夢に出てきた人物たちのキメラみたいな存在が右往左往しているだけだった。
「はい、君に見せたかったシーンはもう見せたので、終了ですー終了に決まってますー」っていう夢側のサバサバしたスタンスに突き放され、狭間に追い出された私は現実に帰ってくるために『還暦姫』を一気読みした。
GANTZもいぬやしきも格別に格好良かったけど、もしかしたら還暦姫こそが奥浩哉先生の最高到達点なのかもしれない、と思うほど秀逸で、秀逸さによって頭が醒めた。つくづく生まれる時代を間違ったと思わされがちな人生でも、この作品をリアルタイムで見届けられていることには誇りが持てる。あと普通に先生の描く女の子が好み過ぎる。さすがに起床。

オカルト番組を見ながら海老マヨを食べて、昨日ニューヨークがYouTubeで月見バーガーを食べながら言ってた「俺が今大学生だったらこの味が全ての味の中の最高だと思ってた」って、こういう感覚かもしれないなと思った。海老マヨは数個残して冷蔵庫に戻した。

自室に戻ったら眠気に負けて、座敷童の怪奇現象映像などを垂れ流しながら夕方まで眠ってしまった。今日のカードとして引いたのは、ソード6の逆。
今日は元々、人生を前に進めるための色々を支度する予定だったけど、ここ最近の、人生がごそっと動くような流れの中では目立って停滞の一日だった。ずっと眠気に負けていた。
旅を終えて穏やかな日常へ帰っていく様が書かれたソード6が、今の私にとっては、過酷な精神世界の旅でのダメージを癒し終えておだやかじゃない日常へ帰っていく勇敢な背中、といったふうに読み取れた。
今日は船上で眠って、明日街に帰ったらまた、周囲の人々や環境に押され、その波に抗えないまま進んでいくんだろう。

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