#2「コンセプト」づくりの考え方

#2「コンセプト」づくりの考え方

記事
ビジネス・マーケティング
お読みくださり、ありがとうございます📔
インスタコンセプト設計・数値分析の河合です。

ココナラブログでは
・SNS運用の企画・分析・改善に役立つ実践ノウハウ
・ブランドの価値を言語化し、発信につなげるコンセプト設計
を発信しています。
SNS運用担当者様、PR担当者様も、ぜひお役立て下さい。

本日は、前回の記事からの続きです。
前記事では、架空のアパレルブランドの例として、以下のコンセプト文を取り上げました。
「あなたらしい毎日を、もっと豊かに。」

文章としては整っていて、“それっぽい”感じもしますが、、
「あなたらしさ」や「豊かさ」が何を意味するのか、
曖昧な表現となっています。

では、このブランドの価値を具体化し、コンセプトを起点とした
SNSの企画や発信にまでつなげるには、どう考えればよいでしょうか。

前回の例を基に、
コンセプトを設計する過程を、もう少し具体的にお話ししようと思います。

言葉を考える前に、ブランドの前提を整理する

まず整理したいのは、顧客がどんなことに困っていて、
このブランドが、どのような価値を届けられるのかという点です。

今回は、次のようなブランドを想定してみます。

・顧客の悩み:
気に入って買った服も、手持ちの服とどう合わせればよいか分からず、いつも同じ組み合わせになってしまう。

・ブランドの強み:
日常で組み合わせやすい服づくりと、同じ一着を使った複数の着こなし提案。

・大切にする姿勢:
購入後も、顧客が自分で着こなしを考え、日々の服選びを楽しめるように支えたい。
※今回は考え方を説明するための架空の設定です。実際の設計では、顧客の声や商品の特性、市場・競合などを確認し、根拠を整理します。

この前提があれば、「豊かさ」の中身も具体的に考えられます。

このブランドが届けたいのは、
服の合わせ方が分かることで迷いが減り、
自分で着こなしを考える楽しさを感じられる「体験価値」。

その過程から、商品と着こなしの提案を通じて支えるという「約束・宣言」。
ここを、ブランドの価値として整理していきます。

「体験価値」と「約束・宣言」を具体化する

前回の記事で、僕はコンセプトの中核要素を、
「体験価値」と「約束・宣言」の二つに整理しました。

今回の例に当てはめると、以下のようになります。

【体験価値】
自分に合う服の合わせ方が分かり、自分で着こなしを考えることを楽しめるようになること。
この過程を支えるために、ブランドが何を約束するかも定めます。
【約束・宣言】
購入後も、一人ひとりの好みやスタイルに合わせ、手持ちの服も活かしながら、自分に合う着こなしを楽しめるよう支え続けること。
例えば、コーディネートを提案するときも、
「この人の手持ちの服なら、どう合わせられるか」
「好みや着る場面に合わせて、どんな選び方ができるか」
という視点で、着こなしの選択肢を考える。

それが、顧客自身で着こなしを考えるヒントになります。

顧客が自分で考え、楽しめるようになる体験と、
その過程を支えるブランドの継続した働きかけ。

この二つをつなげることで、
「このブランドに、どんなことを期待してもらいたいのか」
が明確になります。

コンセプトとして、端的な言葉へ凝縮する

そのうえで、例えば、次のように表現します。
服選びの迷いを、着こなす楽しさへ。
この言葉では、顧客の体験がどう変わるのかを前面に出しています。

そして、背景の説明で、
購入後も着回しの提案を届け続けるという、ブランドの約束を示す。

大切なのは、
この一文と、その背景にある価値や約束を、セットで説明できる
ことです。

「豊かさ」とは、このブランドにおいて何を意味するのか。
それを、どのような商品や活動で実現するのか。

ここまで整理できると、言葉の意味を具体的に説明できます。

コンセプトを、SNSの企画・発信につなげる

そして、「コンセプト設計」では、
この価値と約束を、実際の活動へつなぐための設計をします。

今回であれば、以下のように考えます。
・一人ひとりが自分に合う着こなしを選べるよう、好み・手持ちの服・着る場面に応じた選択肢と、選ぶためのヒントを提供する

この基準を、SNSの企画やテーマづくりに活かしていきます。
例えば、
・同じシャツを、好みの雰囲気に合わせて着分ける方法
・手持ちのパンツやスカートの色・形に合わせた、一着の組み合わせ方
・仕事の日と休日など、着る場面に合わせて小物や足元を変える方法
それぞれの着こなしが、どんな好みや手持ちの服に取り入れやすいのか。
その理由も合わせて伝えていきます。

商品投稿の際も、
「顧客が自分の好みや手持ちの服に合わせて、着こなしを想像できるか」
という観点で、見せ方や説明を考えられます。

例えば、複数のコーディネートを並べても、
それぞれの印象の違いや、どんな場面で取り入れやすいかが分からない。

その場合は、合わせる服や小物を選んだ理由を添えるなど、
顧客が自分に合う着こなしを選べる構成へ見直します。

投稿・クリエイティブ企画を考える際にも、
「この投稿から、自分に合う着こなしを考え、試してみたいと思えるか」
の、共通基準で話し合えます。

届ける体験価値と約束がある。
結果として、掲げた約束を、マーケティング活動へつなぐ判断基準となる。

この関係をつくることで、コンセプトを実践に活かせます。

【本日のまとめ】言葉から、実務の判断へ

今回は、架空のアパレルブランドを例に、
価値と約束を具体化し、SNSの企画へつなげる過程を整理しました。

今回の設計であれば、
「購入後に、自分で着回せるようになってもらうために」
という理由から、投稿のテーマづくりや表現を説明できます。

運用を始めた後は、運用の目的やユーザーの反応も踏まえて、
施策を検証し、改善していく必要があります。

その際にも、届けたい価値と約束に立ち返りながら、
企画や表現、伝え方を見直していけます。

僕は、こうした価値と約束の言語化から、
SNSの方針や企画を判断できる形に整えるところまでを支援しています。

💭 コンセプトはあるけれど、発信に活かせていない
💭 投稿の方向性を、理由も含めて整理したい

という方は、一緒に整理していきますので、お気軽にご相談ください!


📔最後までお読みくださり、ありがとうございました📔






サービス数100万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す