小説の設定はどこまで決めてから書き始める?|私が決めている3つのこと

小説の設定はどこまで決めてから書き始める?|私が決めている3つのこと

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小説
小説を書く前に、設定をどこまで決めるべきか迷う人は多い。
登場人物、舞台、世界観、テーマ、物語の流れなど、決めようと思えばいくらでも細かくできる。一方で、最初からすべてを固めすぎると、書き始めるまでに時間がかかったり、途中で物語を動かしにくくなったりすることもある。
今回は、一般的によく言われる事と、私の創作法を紹介していく。

創作でよく言われていること

一般的には、最低限として次のような要素があると書き始めやすいと言われている。
• 主人公は誰か
• 何を求めているのか
• どこから物語が始まるのか
• どのような問題や変化が起こるのか
• 作品全体で何を描きたいのか
反対に、脇役の細かな設定や、すべての場面、世界観の細部まで事前に決める必要はない。
重要なのは、設定を完成させることではなく、物語を書き始められるだけの材料がそろっているかである。
必要な設定は作品によって異なるため、「ここまで決めれば正解」という基準はない。まずは物語の核となる部分を決め、書きながら必要な設定を加えていく方法も十分に成立する。

私の場合はどうしているのか?

端的に言えば――
「書ける!」という勘が働いた時、ということになるかもしれない。しかし、これが曲者で、その勘はよく外れるのである。
その中でも、10作以上の作品を創る中で、少しだけ見えてきたことがある。それは、舞台設定、キャラクター設定、テーマの仮決めである。

舞台設定

これは言葉のまま、物語はどの時代の、どの地域にいて、冒頭では何をしているのか、ということである。たとえば、現実とフィクションでも違いがあるし、現実では令和なのか、平成なのか、明治なのかでも違いがあるだろう。
では、どこまで考えるのか?
詳細に設定できれば材料は増えるが、それに固執することなく、まずは冒頭のシーンをイメージができるかが大切だと考えている。そのためには、人間関係や作中における制度、建物の情景など、作品によって必要な要素を調査・検討して冒頭シーンの舞台を造る。
すると、スムーズに書き始められる仕込みができたと言えるだろう。

キャラクター設定

舞台ができたら、キャラクターを置いてみる。これが私の創作法の醍醐味だと考えている。しかし、ただ舞台の上にキャラクターを置くだけでは、誰も動き出さない。動き出すためには、筆者がキャラクターのことを知る必要があるからだ。
それは――
どんな内面(信条・秘密・欲望・目的)を持ち、
どんな特徴(言葉遣い・癖・得意不得意)があり、
どんな姿(名前・年齢・性別・地位職業・身体的特徴)をしていて、
どんなエピソード(物語開始時・物語開始前・人間関係)があるのか。
という部分を知る必要がある。
すると、舞台に上がったキャラクターが自ずと動き出しやすくなると考えている。

テーマの仮決め

舞台とキャラクターが整ったら、次はキャラクターが進む道標が欲しくなる。それこそがテーマである。キャラクターはテーマを求めて、舞台の上で躍動し、テーマをつかむことでクライマックスを迎える、というイメージで話を推進していくと詰まりなく書けるだろう。
また、ここで仮決めとしているのにも理由がある。それは、テーマは作中で変容するケースも少なくないからだ。(詳しくは、以下の記事参照)
しかしながら、冒頭のシーンを書くには、やはり仮のテーマが必要で、特にテーマからほど遠い状態の方が話が書きやすい。(たとえば、片思いから始まって、クライマックスで成就するか否か、のような)
このように、仮にでもテーマを決めておくと、キャラクターが進む原動力になる。すると、物語が動き出して、やがて書き終えることができると期待される。

まとめ

今回は、小説の設定はどこまで決めてから書き始めるのか?という問いに答えた。これは人それぞれと言えば、そうかもしれない。しかしながら、いくつかの選択肢の中から自分にあった方法を見つけることが大事だと思われる。
それを踏まえて、私の方法をまとめると以下になる。
1. 舞台設定:キャラクターが『いつ』『どこで』『なにを』しているのか。
2. キャラクター設定:作者がキャラクターの『思い』『姿』『過去と現在』を知っているか。
3. テーマの仮決め:物語(もしくはキャラクター)がどこに向かいたいのか。
をイメージでできた段階で書き始めると良いと考えている。
本記事を参考に、一度、書き始めてみるのも良いかもしれない。すると、自分の方法が見つかってくると期待できるから。
以上

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