紫微斗数では、生年月日や出生時刻などから、一枚の「命盤」をつくります。
そこには、その人の性質だけではなく、仕事、人との関わり、お金、人生の流れなど、いろいろな情報があります。
だったら、一度の鑑定で全部読んだほうがお得なのでは。
そう思うかもしれません。
私も最初は、そう思っていました。
でも、YOURBOOKをつくりながら、一枚の命盤を一冊で読み切ることはしないと決めました。
理由は単純です。
たくさん書くことと、深く読むことは、同じではないからです。
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たとえば、ある人の命盤に「物事を大きく変える力」が強く出ていたとします。
その人自身を読むなら、
「変化を恐れず、今あるものをそのまま受け入れるより、自分なりに作り変えていく人」
と読めるかもしれません。
でも、「才能」という視点でもう一度同じ命盤を見ると、話はそこで終わりません。
何を変えるのか。
どうやって変えるのか。
一人で突破するのか、人を動かすのか。
ゼロから作るのか、今あるものを組み直すのか。
ほかの星や宮との関係まで読み直すことで、その人が持つ力の「使われ方」が見えてきます。
同じ命盤です。
でも、問いが変わると、見えてくるものも変わります。
「あなたはどんな人ですか」と読むことと、
「あなたにはどんな力がありますか」と読むことは、似ているようで別の鑑定です。
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だからYOURBOOKでは、一冊目で命盤を使い切りません。
BOOK 01では、「わたしを読む。」
その人の基本的な構造を、一冊の中心に置きます。
そして、その先に知りたいことができたなら、同じ命盤を別の問いでもう一度読む。
一冊目で見つけたものが、二冊目では別の意味を持つこともあります。
逆に、一冊目ではそれほど大きく扱わなかった星が、問いを変えた途端に重要になることもあります。
これは、小分けにしているわけではありません。
一つの答えに、全部を押し込めないためです。
人は、「性格」「仕事」「恋愛」「金運」という四つの箱だけでできているわけではありません。
同じ人の中にも、見る角度によって違う物語があります。
一枚の命盤を、何度でも読む。
人生が進んで、また自分について知りたいことが生まれたら、その問いからもう一度読む。
YOURBOOKを、一度読んで終わる鑑定ではなく、
少しずつ増えていく、自分についての本棚にしたい。
そんなふうに考えています。