【志望動機】「成長したい」「学びたい」が志望動機になってしまう時の直し方

【志望動機】「成長したい」「学びたい」が志望動機になってしまう時の直し方

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1.志望動機に「成長したい」と書いて止まっていませんか
志望動機を書くとき、
「貴社で成長したいです」「専門的なスキルを学びたいです」と書いていませんか。

やる気を伝えたくて素直な気持ちを書いたのに、
書類の反応が今ひとつだったり、面接で手応えがなかったりする。

自分なりに意欲を伝えているつもりなのに、
なぜか受け身な印象を持たれてしまう。

そんな悩みを抱えている人は少なくありません。

2.なぜ「成長したい」は面接官に響きにくいのか
成長したいという気持ちそのものは、悪いことではありません。

ただ、会社の側から見ると、
「学びたい」「成長したい」は、会社から何かを受け取る「もらう側」の話に見えます。

面接官が知りたいのは、
「この人はうちに何をしてくれるのか」です。

もらう話ばかりが目立つと、入社後に活躍する姿が想像しにくくなり、
意欲があっても伝わりにくくなってしまうのです。

3.先に答えを言います
「成長したい」を消す必要はありません。
「できること」を先に書いて、「伸ばしたいこと」を後ろに添えればいいんです。

つまり、自分が会社にどう役立てるかを示してから、
成長したい気持ちを伝える順番に直せばいいんです。

4.志望動機を「できること」から組み立てる具体的な手順
まず、これまでの経験から「できること」を取り出します。
特別な実績である必要はありません。
毎日の仕事で当たり前にやってきた作業や工夫で十分です。

次に、それを「応募先のどの仕事で生かせるか」を一文で書きます。
求人票の仕事内容と照らし合わせ、重なる部分を具体的に示します。

そして、「さらに伸ばしたいこと」を最後に添えます。
「〇〇の経験を生かしながら、△△の知識を深めたい」という形でつなげます。

最後に、全体の中で「できること」が主役になっているかを見直します。
成長したい気持ちは、最後の一文に収まるくらいがちょうどいい分量です。

つまり、できることを取り出す、生かす場面を示す、伸ばしたいことを添える、主役を見直す。
この順番で組み立てれば、「もらう側」の志望動機が「役立つ側」の志望動機に変わります。

5.法人営業10年で実感した「相手の得」から話す順番
法人営業10年の実務に携わってきた視点から見ると、
商談で選ばれにくい提案には共通点がありました。
自分たちの都合ばかりを話してしまうことです。

「御社との取引を通じて、弊社も実績を積みたいです」と熱意を語っても、
お客様からすれば「それで、うちにはどんな得があるの?」となります。

話を聞いてもらえる提案は、順番が逆です。
「御社のこの困りごとを、こう解決できます」と相手の得を先に示し、
そのうえで「長くお付き合いしたい」と添えます。

面接の志望動機も、まったく同じ構造です。

成長したい気持ちは、「役に立てること」の後に置くことで、
前向きな意欲として受け取ってもらいやすくなります。

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6.例:経理職の志望動機を言い換えてみる
例えば、中小企業で経理を3年経験した人が、別の会社の経理職に応募する場合の言い換え例をご紹介します。

【もらう話が中心の志望動機(ビフォー)】
「貴社は上場企業として経理体制が整っており、
専門性の高い環境で経理のスキルを学び、成長したいと考え志望いたしました。
連結決算などの知識も身につけ、一人前の経理担当者を目指します。」

学びたいことだけが並び、この人が入社して何をしてくれるのかが見えてきません。

【できることを先に書いた志望動機(アフター)】
「前職では3年間、従業員50名ほどの会社で、
日々の仕訳入力から請求書の発行、月次決算の資料作成までを一人で担当してきました。
締め日の前に入金と請求の突き合わせを済ませる手順を決め、
月次決算を毎月5営業日以内にまとめてきました。
貴社の経理職でも、この正確さと段取りを生かして、
日々の処理と月次決算を滞りなく進めることに貢献いたします。
そのうえで、前職では関われなかった連結決算の業務にも携わり、知識を深めたいと考えております。」

できることが先に伝わり、そのうえで学びたい理由が添えられた文章に変わります。

7.未経験や若手で「できること」が少ないと感じる時の補足知識
未経験の職種に挑戦する人や社会人経験が浅い人は、
「自分には書けるほどのできることがない」と感じるかもしれません。

ただ、ここでいう「できること」は、専門的なスキルに限りません。

「頼まれた仕事を期日までに仕上げてきた」
「分からないことはその日のうちに確認してきた」
「ミスを減らすために自分用のチェック表を作ってきた」
といった、毎日の仕事の進め方も、立派な「できること」です。

大切なのは、「確実さ」「誠実さ」のような言葉だけで終わらせず、
実際にやってきた行動の形で書くことです。

行動で書けば、未経験の仕事でも同じように動けることが伝わり、
後ろに添える「学びたい」という気持ちにも説得力が生まれます。

8.まとめ
志望動機で「成長したい」と書きそうになったら、
まず自分が「何をできるか」から書き始めてみてください。

順番を入れ替えるだけで、あなたの成長したい気持ちは、
前向きな意欲として面接官に届くようになります。

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