図面の記号、これだけ分かれば間取りが読める|扉・窓・収納・方位の基本

図面の記号、これだけ分かれば間取りが読める|扉・窓・収納・方位の基本

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間取り図をもらったものの、線や記号が多くて「どこが扉で、どこが窓なのか」がよく分からない、という声はよく聞きます。専門用語の説明を受けても、図面の上でどれを指しているのか結びつかないと、打ち合わせで質問もしにくくなります。

実は、施主として押さえておきたい記号はそれほど多くありません。扉、窓、収納、方位の4つが読めれば、間取り図の大部分は理解できるようになります。

ここでは、よく使われる基本の記号を、一級建築士の立場から順番に紹介します。なお、細かな描き方は設計事務所や会社によって少しずつ違うので、あくまで一般的な例として見てください。

開き戸は「円弧」で動きを表す

開き戸は、壁の切れ目に扉の板を表す線と、扉が回る軌跡を表す四分円の弧で描かれることが多いです。弧が描かれている側に扉が開く、と読みます。

この弧の範囲には物を置けないので、家具の配置を考えるときの大切な手がかりになります。廊下側に開くのか、部屋側に開くのかも、弧の向きで確かめておきましょう。

引き戸と折れ戸の見分け方

引き戸は、壁に沿って平行にずれた線で描かれ、扉が壁の中や壁の前に引き込まれる様子を表します。開閉のためのスペースが前に要らないので、狭い場所で使われることが多い扉です。

折れ戸は、扉が折りたたまれる様子をジグザグの線や小さな山形で表すのが一般的です。クローゼットによく使われますが、たたんだ扉の厚み分だけ開口が狭くなる点は覚えておくとよいでしょう。

窓の記号と「高さ」の注意点

窓は壁の線の中に細い線を重ねて描かれ、引き違い窓なら2本の線が少しずれて並ぶ形になるのが一般的です。ただ、平面図は床から一定の高さで水平に切った図なので、窓の高さまでは分かりません。

床まである掃き出し窓なのか、腰の高さからの腰窓なのかは、立面図や建具表と呼ばれる一覧表で確かめます。家具を置きたい壁の窓は、特に高さを確認しておきたいところです。

収納や設備は略号で書かれる

収納まわりは、クローゼットを「CL」、ウォークインクローゼットを「WIC」、シューズクロークを「SC」や「SIC」のように、アルファベットの略号で書くことがよくあります。押入や物入は漢字のまま書かれることも多いです。

ほかにも、冷蔵庫置き場を「冷」、洗濯機置き場を「W」や「洗」と書くなど、設備の位置が略号で示されます。階段には「UP」「DN」の矢印が添えられ、上り下りの向きを表します。

方位記号で光の入り方を想像する

図面のどこかに、矢印と「N」の文字が描かれた方位記号があります。矢印の指す方向が北です。図面の上が北とは限らないので、最初に確認しておくと安心です。

方位が分かると、南側の窓から日が入るリビング、西日が当たりやすい部屋など、時間帯ごとの光の入り方をおおまかに想像できるようになります。

まとめ

扉は開く向きと範囲、窓は位置と高さ、収納や設備は略号、そして方位記号。この4つを意識して見るだけで、間取り図はぐっと読みやすくなります。分からない記号があれば、遠慮せずに設計者へ「これは何ですか」と聞いてみてください。

記号が読めるようになっても、実際の空間を思い描くのは難しいものです。図面を立体で確かめたい方向けに、ココナラで全部屋の3Dパースとスマホで見られるウェブ3Dを作るサービスをご用意しています。


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