玄関が狭く感じるのはなぜ?|図面で確かめたい土間の奥行きと動き

玄関が狭く感じるのはなぜ?|図面で確かめたい土間の奥行きと動き

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住み始めてから「玄関がこんなに窮屈だとは思わなかった」と感じる方は少なくありません。リビングや水まわりに比べて、玄関は打ち合わせで後回しになりやすい場所だからです。

先にお伝えすると、玄関の使いやすさは帖数よりも「土間の奥行き」と「そこで人がどう動くか」で決まります。図面に同じ広さと書かれていても、形や扉の位置しだいで体感は大きく変わります。

ここでは、図面の段階で確かめておきたい点を、一級建築士の立場から順に挙げていきます。

土間の奥行きは家族の人数で考える

玄関の土間は、靴を脱ぎ履きする人が立つ場所です。奥行きが浅いと、1人が靴を履いている間、後ろの人は待つことになります。

朝の出かける時間に何人が同時に玄関に立つかを、一度思い浮かべてみてください。小さなお子さんに靴を履かせるなら、大人がしゃがむ分の余裕も欲しくなります。

図面では、玄関ドアの内側から上がり框(かまち)までの寸法を確かめます。脱いだ靴が並ぶ分も引いて考えると、実際に立てる広さが見えてきます。

下駄箱の扉が開くスペースを見落とさない

下駄箱は、本体の奥行きだけでなく、扉を開けたときの範囲まで含めて考える必要があります。開き戸の場合、扉の幅の分だけ手前に空きが要ります。

土間側に扉が開く配置だと、靴を出している間は人が通れない、ということも起こります。引き戸タイプや、ホール側から使える配置にするなど、方法はいくつかあります。

玄関ドアの開く向きと靴の置き場

玄関ドアは外開きが一般的ですが、開けた扉がどちら側に寄るかで、出入りのしやすさが変わります。ドアを開けてすぐ壁や下駄箱に当たる配置だと、荷物を持っているときに窮屈です。

また、よく履く靴を出しっぱなしにする場所が、ちょうど人の通り道になっていないかも見ておきたいところです。

ベビーカーや自転車、置きたい物を書き出す

玄関に置きたい物は、靴だけではありません。ベビーカー、傘、子どもの外遊び道具、宅配の荷物など、家庭によってさまざまです。

置きたい物を先に書き出し、おおよその大きさを図面に描き込んでみると、土間がどれくらい残るかが分かります。物が多い場合は、土間続きの収納を検討する方法もあります。

玄関から室内が丸見えにならないか

もう一つ確かめたいのが視線です。玄関ドアを開けたとき、正面にリビングの中や洗面所の入口が見える間取りは、来客や宅配のたびに気になりやすくなります。

図面の上で、玄関ドアの位置から室内に向けてまっすぐ線を引いてみてください。扉の向きを変える、壁を少し延ばすといった工夫で、見え方が落ち着くことがあります。

まとめ

玄関は、広さの数字よりも、土間の奥行き、扉の開く範囲、置く物、視線の4つで使い心地が決まります。家族が朝出かける場面を図面の上でたどってみると、気になる点が見つけやすくなります。

とはいえ、玄関に立ったときの幅や奥行きの感覚は、線だけでは想像しにくいものです。ココナラでは、いただいた間取り図から外観と内観の3Dパースを起こすサービスを出しており、玄関からの見え方を確かめる角度も指定していただけます。


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