契約が増えると、何にいくら払っているか分からなくなります。
まず一覧にすれば足ります。作るのは、合計金額と、次にお金が出ていく日が見える表です。
列は少しだけです。難しい式は使いません。
■1. 列を決めます
1行目に次の見出しを入れます。
A サービス名/B 金額/C 支払い周期/D 次の更新日/E 月額換算/F メモ
メモには、解約手続きの場所(アプリの設定画面など)を書いておきます。解約したい日に探さずに済みます。
■2. 支払い周期は選ぶ形にします
C列に「月」「年」と手で入れると、「月」「毎月」「1か月」のように表記が揺れて、式が合わなくなります。
C2からC20を選びます。
「データ」→「データの入力規則」→ 入力値の種類で「リスト」を選びます。
元の値に「月,年」と入れます。
これでセルをクリックして選ぶだけになります。
■3. 月額に直します
年額の契約も月あたりに直しておくと、全部を同じ物差しで比べられます。E2に次の式を入れ、下へコピーします。
=IF(C2="年",B2/12,B2)
意味は「周期が年なら12で割り、月ならそのまま」です。
■4. 合計を出します
別のセルに次の式を入れます。
=SUM(E2:E20)
これが1か月の合計です。1年分は、これに12を掛けます。
=SUM(E2:E20)*12
■5. 入力例で確かめます
次の3件を入れた場合です。
動画配信 1,490円 月
クラウド保存 12,000円 年
音楽配信 980円 月
E列は 1,490 / 1,000 / 980 になります。1か月の合計は 3,470円、1年分は 41,640円です。表の合計が3,470になれば、式は合っています。違うときは、金額が文字として入っていないか(左寄せになっていないか)を確かめます。
■6. 次の更新日を自動で出します
D列に「前回の請求日」を入れておくと、次の更新日は式で出せます。前回の請求日をG列に入れる形にして、D2に次の式を入れます。
=EDATE(G2,1)
年の契約は、1の代わりに12を使います。
=EDATE(G2,12)
例:前回の請求日が 2026/1/15 なら、月契約の次の更新日は 2026/2/15、年契約なら 2027/1/15 です。
注意:月末の日付は日がずれます。2026/1/31 の1か月後は 2026/2/28、さらにその1か月後は 2026/3/28 になります。月末契約のサービスは、実際の請求日と見比べてください。
■7. 更新日が近いものに色をつけます
D2からD20を選びます。
「ホーム」→「条件付き書式」→「新しいルール」→「指定の値を含むセルだけを書式設定」を選びます。
「セルの値」「次の値より小さい」を選び、右の欄に次の式を入れます。
=TODAY()+15
書式で塗りつぶしの色を選びます。
これで、今日から14日以内に更新日が来るセルに色がつきます。例:今日が 2026/10/26 なら、2026/11/9 までのセルが色づき、11/10 は色がつきません。
■8. 気をつけること
無料期間のあるサービスは、無料期間の終了日を別の列に入れて同じ色づけをしておくと、解約を忘れにくくなります。
金額が変わったら、B列だけ直せば合計は自動で変わります。
「必ず節約できる」わけではありません。表にすると、使っていないものに気づきやすくなるだけです。
■9. 次の一歩
月初に一覧を眺めて、使っていないものを1つだけ止めてみます。それだけでも、毎月の固定費の見え方が変わります。
自分の契約の数や支払い方法に合わせて式を調整したい場合は、Excelの調整を承っています(商品案内はこのブログの下に載せています)。