前回は「ネットショップを開く前に決めておくこと」を書きました。今回はその続きで、お店を公開したあとの1か月にやっておきたいことを5つにまとめます。
公開した直後は「これで売れる」と思いがちですが、実際には公開してからが本番です。小さなお店のネットショップを構築・お渡しした経験から、最初の1か月で差がつくポイントをお伝えします。
■ 1. 自分でテスト注文をして、通知が届くか確かめる
公開したら、まず自分でひとつ注文してみてください。確認したいのは次の3つです。
・注文したあとに、お客様向けの「注文確認メール」が届くか
・お店側(あなたのスマホやメール)に「新しい注文」の通知が届くか
・振込先や送料の案内が、正しい内容で表示されているか
意外と多いのが「お店側に通知が来ていなかった」というケースです。メールの迷惑メールフォルダに入っていたり、通知の宛先が古いアドレスのままだったりします。注文に気づくのが3日遅れると、それだけで信用を落とします。テストが終わったら、その注文はキャンセルしておきましょう。
■ 2. 商品の「重さ」と「在庫数」をひととおり見直す
送料を重さで決める設定にしている場合、商品の重さが空欄(0)のままだと、大きな商品でも一番安い送料で売れてしまいます。差額はお店の持ち出しです。
在庫数も同じです。1点ものなのに在庫が「0」になっていると売り切れ表示になり、逆に「10」になっていると売れないはずのものが売れてしまいます。商品一覧を上から順に、重さと在庫だけチェックする時間を1度とってください。
■ 3. 「いつ発送するか」「どう連絡するか」を決めて、書いておく
注文が入ったときに慌てないよう、次の流れを紙1枚にしておくと楽です。
・注文が入ったら、いつまでに発送するか(例:入金確認から2営業日)
・発送したら、お客様にどう伝えるか(発送メールを送る/追跡番号を載せる)
・銀行振込の場合、入金をどこで確認するか
ネットショップの管理画面には「発送済みにする」ボタンがあり、押すとお客様に自動でメールが届く仕組みが多いです。その操作を一度練習しておくと安心です。
■ 4. お店の存在を、まず知り合いに伝える
公開しただけでは、誰にも見つけてもらえません。検索で見つかるようになるまでには時間がかかります。
最初の1か月は、Instagram や LINE、名刺やショップカードなど、すでにつながりのある人にお店の URL を伝えるのが一番効きます。実店舗があるなら、レジ横に QR コードを置くだけでも違います。
■ 5. 1か月たったら、数字を3つだけ見る
アクセス解析は難しく考えなくて大丈夫です。最初は次の3つだけで十分です。
・何人がお店を見に来たか(訪問者数)
・何件売れたか(注文数)
・どのページがいちばん見られたか
「見に来た人は多いのに売れない」ならページの内容や価格を、「そもそも見に来ていない」なら告知の方法を見直す、という判断ができます。
■ おわりに
公開直後の1か月は、売上よりも「注文が来たときにきちんと対応できる状態か」を整える期間です。ここが整っていると、2か月目以降に告知や広告に力を入れたとき、売上がそのまま積み上がっていきます。
「公開したけれど、この設定で合っているのか不安」という方は、ネットショップの初期設定や運用の見直しもお手伝いしています。お気軽にご相談ください。