Excel の合計が合わないときに見る 5 か所

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Excel の合計が電卓の答えと合わないとき、式そのものが間違っていることは意外と少なく、原因はたいてい次の 5 か所のどれかにあります。上から順に確かめると、短い時間で見つかります。

1. 行を挿入したあとに、SUM の範囲がずれていないか

合計の式が =SUM(B2:B10) のとき、範囲の途中に挿入した行は含まれますが、範囲の末尾(B11 など)に足した行は含まれません。合計のセルを選んで、式の範囲を示す色の枠が、足したい行をすべて囲んでいるかを見てください。表をテーブルに変換しておくと、行を足したときに範囲が自動で広がります。

2. 数字が文字列で入っていないか

セルの左上に緑の三角が出ている、数字が左寄せになっている、といったときは、文字列として保存された数字です。SUM は文字列を足さないため、合計から静かに抜け落ちます。「数値に変換する」を選ぶか、空いたセルに 1 を入れてコピーし、対象を選んで「形式を選択して貼り付け」の「乗算」を使うと直せます。ほかのシステムから貼り付けたデータや、先頭に半角のアポストロフィが付いたデータで起きやすい症状です。

3. 非表示の行やフィルタで隠れた行が混ざっていないか

SUM は、隠した行やフィルタで外した行も足します。画面に見えている分だけを足したいときは、SUBTOTAL を使います。逆に、見えている合計と SUM の合計が食い違うのは、隠れた行が足されているサインです。行番号が飛んでいないか、フィルタの矢印が付いていないかを確認してください。

4. VLOOKUP や XLOOKUP の #N/A が、合計を壊していないか

範囲の中に #N/A が 1 つでもあると、SUM の結果もそのエラーになります。#N/A の原因で多いのは、検索する値の前後に空白が入っていること、片方が数字でもう片方が文字列になっていることです。TRIM で空白を取り、VALUE や TEXT で型をそろえて試してください。見た目が同じ「100」でも、型が違えば一致しません。

5. 循環参照になっていないか

合計のセルが、自分自身を含む範囲を足していると、循環参照になります。画面の下に「循環参照」と出たり、結果が 0 のままになったりします。「数式」タブの「エラー チェック」から「循環参照」を開くと、該当のセルが分かります。合計の行を、足す範囲の中に入れていないかを見直してください。

それでも合わないときは

5 か所を確かめても合わない場合は、元のデータの入力ミスや、別のシートを参照している式が原因のことがあります。複数のシートにまたがる集計は、見るべき場所が増えて自力では追いにくくなります。
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