SNSから見込み客の投稿を集める仕組みの現実的な作り方

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「SNSで『家を探している』と書いている人の投稿を自動で集めたい」というご相談は、不動産、保険、リフォーム、士業など、地域で商売をされている方から定期的にいただきます。技術的に可能な部分と、規約上できない部分がはっきり分かれるテーマなので、私が最初にお伝えしている内容をまとめます。

■結論から
X(旧Twitter)は公式APIでキーワード検索ができます。Instagramとthreadsは、他人の投稿をキーワードで横断検索する公式APIが提供されていません。ですので「3つのSNSを完全自動で横断収集」という形は、規約を守る前提では作れません。作れるのは「Xは自動収集、他は半自動」という組み合わせです。

■Xについて
X APIの有料プランで、キーワード・除外語・言語・地域などの条件を指定して直近の投稿を検索できます。取得できるのは投稿本文、投稿日時、投稿URL、投稿者のユーザー名などです。1日1回の定期実行にしておけば、条件に合う投稿がスプレッドシートに積み上がっていきます。プラン次第で取得できる件数の上限があるため、キーワードを絞る設計が重要になります。

■Instagram・threadsについて
公開APIでできるのは、自社アカウントの投稿やメンション、指定したハッシュタグに関する限定的な取得です。「他人の投稿をキーワードで検索する」用途は提供されていません。ブラウザで自動的に巡回して収集する方法は技術的には書けますが、各サービスの利用規約に反するため、私はお受けしていません。

そのため、この2つについては「担当者がハッシュタグや検索画面を開いて目視で拾い、拾った投稿のURLを1クリックで台帳に記録する」形をおすすめしています。探す作業は人が行い、記録・重複チェック・通知の部分を自動化する考え方です。1件あたり10秒程度の作業になるので、1日20件でも5分以内に収まります。

■どちらの場合も必要になる絞り込み
キーワードだけで集めると、業者の宣伝投稿、歌詞、ニュース、愚痴などが大量に混ざります。ここはAIでの一次判定が効きます。集めた投稿に対して「本人が探しているのか、業者の宣伝か、単なる感想か」「エリアの情報が含まれるか」を判定させ、確度の高いものから並べます。最終判断は人が行う前提です。

■納品の形
スプレッドシートに「投稿日時 / 投稿者 / 本文 / 投稿URL / 判定結果 / 判定理由 / 対応状況」の列を用意し、新規分が上に積まれる形にします。確度が高い投稿が入ったときだけメールやチャットに通知を出すと、シートを見に行く手間がなくなります。

■ご相談前に決めておくとよいこと
・対象エリア(市区町村まで)と、拾いたい言い回しの例を5〜10個
・1日に確認できる件数の上限(通知の設計が変わります)
・誰が最終判断して連絡するのか

■おすすめしない進め方
「とりあえず全部自動で、大量に集める」という設計は、規約の問題に加えて、精度の低いリストが積み上がって誰も見なくなる、という失敗につながりやすいです。最初は1エリア・キーワード5個から始めて、実際に連絡につながった投稿の特徴を見ながら条件を育てるほうが、結果的に早く成果が出ます。

■サービスについて
規約の範囲内で実現できる形を整理してご提案します。「できること・できないこと」だけ知りたいという段階のご相談も歓迎です。
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