Amazonで商品を販売するとき、仕入れ前に利益計算をしている方は多いと
思います。
しかし、その計算を販売後にも確認しているでしょうか。
仕入れ前には利益が出る予定だったのに、販売後の明細を確認すると、
思ったほど利益が残っていない。
そんな場合は、仕入れ時の試算と実績を比較する仕組みが必要です。
今回は、利益計算の見直し方を実務に沿って整理します。
仕入れ前の数字と販売後の数字を分ける
利益計算で避けたいのは、販売後に金額が変わったとき、仕入れ前の計算
結果をそのまま書き換えてしまうことです。
例えば、仕入れ前に送料400円で計算していた商品が、実際には500円
かかったとします。
古い計算を500円に書き換えてしまうと、当初400円で仕入れ判断した
記録が残りません。
これでは、見積もりが間違っていたのか、販売後に条件が変わったのかを
判断しにくくなります。
仕入れ前の試算は保存し、販売後の実績を別に記録しましょう。
利益の差額を一つずつ確認する
利益が想定と違ったときは、合計金額だけで判断しないことが大切です。
まず、次のような費用を項目別に確認します。
仕入れ価格
販売関連費
送料・梱包資材費
広告費
返品・返金関連費用
特に送料は、梱包後のサイズや配送サービスによって見積もりと異なる
場合があります。
例えば、送料の見積もりが400円、実績が500円なら、費用は100円増えて
います。
ただし、この100円をすぐにすべての商品の送料へ上乗せするのは適切
ではありません。
その商品だけに発生した費用なのか、同じ条件の商品にも発生する費用
なのかを確認する必要があります。
費用が変わった理由を記録する
差額が発生したときは、金額だけでなく原因を残します。
送料なら、梱包サイズの変更、配送サービスの変更、料金改定などが
考えられます。
広告費なら、広告配信条件や商品への配賦方法を確認します。
返品費用なら、返品理由や再販売可能な状態かどうかも判断材料になります。
原因を分けておけば、次回の仕入れ計算でどの項目を見直せばよいのかが
明確になります。
また、費用が確定していない段階では、無理に0円として計上しないことも
重要です。
見積もり、確定、未確認を分けて管理しましょう。
月次確認で次の仕入れに反映する
毎月、差額が大きかった商品を確認する時間を設けます。
特に優先したいのは、新しく扱い始めた商品、送料や手数料が変更された
商品、想定外の費用が発生した商品です。
確認した結果、継続的に発生する費用であれば、次回の仕入れ判断で使用する標準値の見直しを検討します。
一度だけ発生した例外的な費用なら、理由を記録し、必要以上に他の商品へ
適用しないようにします。
さらに、変更した金額については、確認日、根拠資料、担当者、適用開始日も記録します。
複数の担当者で管理する場合でも、どの条件が現在の判断基準なのか分かる
ようになります。
利益計算を改善するために
売上が増えていても、販売関連費や物流費などが増えれば、想定した利益が
残らないことがあります。
だからこそ、仕入れ前の計算だけでなく、販売後の明細確認までを一つの業務として考えることが重要です。
まずは、今月販売した商品の中から一つを選び、仕入れ前の試算と販売後の
実績を並べてみてください。
差額が大きい項目を一つ確認するだけでも、次回の仕入れ判断を改善する
きっかけになります。
※本記事は一般的な物販管理の考え方を説明したものです。実際のAmazonの手数料や税額は、利用時点の公式条件と販売明細をご確認ください。
※掲載画像はAI生成のイメージです。