十二星座には、火・地・風・水という分け方のほかに、もう一つよく使われる分け方があります。季節のどのあたりで生まれた星座なのか、という見方です。今日は、その三つの組のお話をします。
■ 季節の始まり、半ば、終わり
十二星座は、一年の季節の巡りに沿って並んでいます。春夏秋冬それぞれに三つずつ星座が置かれていて、季節の入り口にあたるもの、季節の真ん中にあたるもの、次の季節へ渡っていくもの、という具合に続きます。
この「季節のどのあたりか」で分けたものが、始める組、続ける組、変える組の三つです。同じ組の星座は、円の上で四つ離れた位置にきれいに並びます。
■ 始める組 牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座
春分、夏至、秋分、冬至。季節が切り替わるその日から始まる四つの星座です。
この組の方々は、動き出すところに力を持ちます。まだ形のないものに最初の一歩を入れるのが得意で、場を立ち上げる役回りが回ってきやすくなります。一方で、始めたものを長く抱え続けるのは少し苦手で、次の関心へ移っていくこともあります。
■ 続ける組 牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座
季節の真ん中にあたる四つです。暑さにしても寒さにしても、いちばん濃くなる頃合いにあたります。
この組の方々は、決めたものを守り、深めていくところに力を持ちます。腰を据えて同じことを続けられるので、積み上がるものが大きくなります。そのかわり、いったん決めた形を変えるのには時間がかかり、周りからは動かない方に見えることもあります。
■ 変える組 双子座・乙女座・射手座・魚座
季節の終わり、次の季節へ溶けていく四つです。
この組の方々は、合わせること、移り変わることに力を持ちます。状況が変われば自分のやり方も変えられるので、人と人のあいだに立つ役回りがよく似合います。そのかわり、どちらにも寄れてしまうぶん、自分の立場を決めかねることもあります。
■ 四つの分け方と重ねて見ます
火・地・風・水の四つと、この三つを掛け合わせると、十二の星座がちょうど一つずつ埋まります。火の始める組は牡羊座ひとつきり、水の続ける組は蠍座ひとつきり、という具合です。
ですから、ある星座の持ち味を言葉にしたいとき、何でできているかと、どう構えるかの二つを重ねると、ずいぶん近いところまで言い表せます。
■ 出生図では、偏りを見ます
ここで見るのも、やはり偏りです。出生図の十の星が、どの組に多く集まっているか。始める組に寄っている方は、立ち上げの場面で頼りにされやすくなります。続ける組に寄っていれば、任されたものを手放さずにいられます。変える組に寄っていれば、状況の移り変わりそのものを追い風にできます。
少ない組も手がかりになります。続ける組の星が少ない図の方は、同じことを長く抱えるのに向いていないというより、別のやり方でそこを補ってきた、と読むほうが実際に近いように思います。
■ おわりに
もちろんこれも傾向の話で、生まれた季節で生き方まで決まるわけではありません。三つの構えは、どなたのなかにも少しずつ混ざっています。
ご自身の十の星がどの組に偏っているのか気になる方は、下のメニューからお読みします。