相性が良いのに、うまくいかないのはなぜ?

相性が良いのに、うまくいかないのはなぜ?

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「こんなに気が合う人は初めて」

好きなものが似ていて、会話も弾む。一緒にいると楽しくて、出会った頃は、この人とはきっとうまくいくと思っていた。

それなのに、付き合いが長くなるにつれて、些細なことで喧嘩が増えたり、相手の気持ちが分からなくなったりすることがあります。

反対に、性格も趣味も違うのに、長年仲良く暮らしている夫婦もいます。

相性が良いことと、良い関係が続くことは、同じなのでしょうか。

相性が良いだけでは、十分とは限らない

2020年、恋愛関係について興味深い研究が発表されました。

世界各地の43の研究データを集め、11,196組のカップルを対象に、どのような要素が恋愛関係の満足度と結びついているのかを分析したものです。

そこで重要な要素として挙げられたのは、単に二人の性格が似ているかどうかではありませんでした。

相手がこの関係を大切にしてくれていると感じられること。相手への感謝があること。今の関係に満足していると感じられること。そして、二人の間で起きている衝突などです。

もちろん、これだけで恋愛のすべてが説明できるわけではありません。

ただ、ここから考えられるのは、相手がどんな性格の人なのかということだけでなく、今、二人の間にどのような関係が築かれているかも大切だということです。

同じ言葉でも、受け取り方は違う

例えば、仕事で疲れて帰ってきたとき。

「今日は何も考えずに、そっとしておいてほしい」と思う人もいれば、「大丈夫? と声をかけてほしい」と思う人もいるでしょう。

前者は相手を気遣って、あえて話しかけないかもしれません。

ところが後者は、それを「自分に関心がないのかな」と受け取ってしまう。

どちらかに悪意があるわけではありません。

ただ、お互いが良かれと思って取った行動が、相手の望んでいることと違っているのです。

こうした小さなすれ違いが重なると、最初は気にならなかった性格の違いが、次第に大きな不満になることもあります。

相性が悪いからうまくいかないのではなく、お互いの考え方や望んでいることを、まだ十分に理解できていない場合もあるのでしょう。

「言わなくても分かってほしい」の難しさ

恋人や夫婦など、親しい関係ほど、言葉にしなくても分かってほしいと思うことがあります。

でも、長く一緒にいるからといって、相手が自分と同じように物事を感じているとは限りません。

例えば、休日の過ごし方。

一人は、せっかくの休みだから二人で出かけたい。もう一人は、平日に疲れているので、家でゆっくり過ごしたい。

ここで大切なのは、どちらが正しいかを決めることではなく、お互いが何を求めているのかを知ることです。

「どうして出かけてくれないの?」と責める前に、「たまには一緒に出かけられるとうれしい」と伝えてみる。

「休みの日くらい放っておいて」と突き放すのではなく、「今日は少し休みたいから、来週出かけよう」と提案してみる。

ほんの少し伝え方を変えるだけでも、話し合いの方向は変わるかもしれません。

ただし、話し合いが成立しないほど一方的な支配や暴力がある場合は別です。相性や努力の問題として我慢する必要はありません。

占いの相性診断は、どう受け止めればいい?

四柱推命や西洋占星術などには、二人の生年月日から、それぞれの性質や関係性の傾向を読み解く方法があります。

例えば、一方は慎重で安定を好み、もう一方は行動的で変化を好む、という解釈が出たとします。

これを単純に「相性が悪い」と考える必要はありません。

慎重な人が計画を立て、行動的な人が新しい可能性を見つける。そんなふうに、お互いの違いを補い合う関係も考えられます。

もちろん、占術によって二人の将来や結婚生活が科学的に予測できると証明されているわけではありません。

相性の結果は、相手の気持ちを決めつける材料ではなく、二人の違いを考えるための一つのきっかけとして受け取るのがよいと思います。

二人の関係を見直す、3つの質問

もし今、好きな人との関係に悩んでいるなら、相性の良し悪しを判断する前に、次の3つを考えてみてください。

① 相手にしてもらって、うれしかったことは何ですか?

最近のことでなくても構いません。

小さな気遣いや、当たり前になっていた優しさを思い出してみましょう。

② 自分の気持ちを、相手にきちんと伝えられていますか?

我慢ばかりしていないか。反対に、自分の希望だけを押しつけていないか。

伝えることと、相手に従わせることは別です。

③ 意見が違ったとき、二人で解決しようとしていますか?

喧嘩をしないことが、必ずしも良い関係の証拠とは限りません。

意見が違ったときに、お互いが相手の話を聞こうとできるかどうかも大切です。

相性が良いと言われたから、どんなことでも我慢する必要はありません。反対に、相性が悪いと言われたからといって、大切な人との関係を諦める必要もありません。

出会ったときの相性だけで、その後の二人が決まるわけではないのです。

相性は、二人の違いを知るためのもの。その違いとどう付き合っていくかは、これからの二人が考えていくこと。

そんな視点で今の関係を見つめ直してみると、今までとは少し違うものが見えてくるかもしれません。


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