「Wi-Fiのマークはちゃんと出ている。」
「アンテナもMAX。」
「なのに、ネットが遅い……。」
こんな経験はありませんか?
実は、Wi-Fiにつながっていることと、インターネットが快適に使えることは別の話です。
今回は、Wi-Fiはつながっているのにネットが遅いとき、どこに原因があるのかを分かりやすく整理します。
まず知っておきたいこと
インターネットを使うとき、通信はざっくり言うと、
パソコン・スマホ → Wi-Fi → ルーター → インターネット
という経路を通ります。
つまりWi-Fiの表示が正常でも、その先で問題が起きていればネットは遅くなります。
「Wi-Fiがつながっているから、Wi-Fiには問題ない」
とは限らないんですね。
原因① Wi-Fiの電波が弱い・不安定
まず確認したいのが、端末とWi-Fiルーターの間です。
ルーターから離れている、壁や床を何枚も挟んでいる、電子レンジなど電波干渉を起こす機器が近くにある、といった環境では通信が不安定になることがあります。
アンテナ表示だけでは判断しにくい場合もあります。
一度ルーターの近くに移動して速度が改善するか確認すると、切り分けがしやすくなります。
原因② ルーター側に問題がある
Wi-Fiルーターも機械なので、長期間動作させていると調子が悪くなることがあります。
「昨日まで普通だったのに、急に遅くなった」
という場合は、ルーターの再起動だけで改善することもあります。
ただし、何度も同じ症状が発生するなら、再起動で終わらせず原因を調べたほうがいいでしょう。
原因③ 接続している端末が多い
家族のスマホ、パソコン、テレビ、ゲーム機、タブレット、スマート家電……。
今の家庭では、思っている以上に多くの機器がWi-Fiにつながっています。
さらに動画視聴や大容量ダウンロードなどが重なると、回線が混雑して速度が低下することがあります。
「夜だけ遅い」「家族が動画を見ていると遅い」といった場合は、この可能性も考えられます。
原因④ インターネット回線側が遅い
Wi-Fi自体は正常でも、その先のインターネット回線が混雑しているケースがあります。
特定の時間帯だけ遅くなる場合や、Wi-Fiだけでなく有線LANで接続しても遅い場合は、回線側を疑う材料になります。
ここがポイントです。
Wi-Fiが遅いのか。インターネット回線が遅いのか。
この2つを分けて考えるだけでも、原因をかなり絞り込めます。
原因⑤ パソコンやスマホ側の問題
意外と見落としやすいのが端末側です。
バックグラウンドでWindows Updateが動いていたり、大容量ファイルを同期していたり、セキュリティソフトなどの処理で端末自体が重くなっていたりすることもあります。
同じWi-Fiにつないだ別のスマホやPCでは速いのに、特定の1台だけ遅い。
この場合は、ネットワークより端末側を疑ったほうがいいかもしれません。
大事なのは「切り分け」
ネットが遅いと、つい
「Wi-Fiがおかしい!」
と思ってしまいます。
でも実際には、
端末なのか。
Wi-Fiなのか。
ルーターなのか。
インターネット回線なのか。
順番に切り分けていくことが大切です。
たとえば、
「別の端末でも遅いか?」
「ルーターの近くでも遅いか?」
「有線LANでも遅いか?」
「特定の時間だけ遅いか?」
こうした確認を一つずつ行うだけでも、原因にかなり近づけます。
ITトラブルは、いきなり答えを当てるよりも、正常なところと異常なところを一つずつ分けていくのが解決への近道です。
私は普段、インフラエンジニアとしてPCやネットワークに関わる仕事をしています。
「ネットが遅いけど、何から確認すればいいか分からない」
「PCの調子が悪いけど原因が分からない」
そんなIT・PCトラブルについて、ココナラでもご相談を受け付けています。
原因が分からない状態でも大丈夫です。
状況を一緒に整理しながら、原因を切り分けていきます。