経営者が「おぬしも悪よのう」なんて、言ってはダメ

経営者が「おぬしも悪よのう」なんて、言ってはダメ

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コラム
こんにちは。
人生の再出発を応援する「紀真(きま)」です。

今日のブログは、紀真にとって、本当の意味での「コラム」と言ってもいい内容かもしれません。

いつものような占いやサービスの話ではなく、私自身がこれまでの人生や会社経営を振り返りながら、「経営者とは、何を大切にしなければならないのか」について考えてみたいと思います。

「10億円達成」は、本当の目標なのか?


以前のブログで、「戦略と戦術」について書きました。

戦術とは「どうやって実現するか」という方法論。

一方、戦略とは、「そもそも何のために、それをするのか」という方向性です。

例えば、

「全社一丸となって、本年度の売上10億円を達成する!」

という目標があったとします。

もちろん、10億円という数字は大切です。

でも、本当に大切なのは、

「なぜ10億円を売り上げるのか?」

ではないでしょうか。

社員やその家族の生活を守るためなのか。

会社をより良くするためなのか。

社会に必要とされる会社になるためなのか。

その「何のために」が抜けてしまうと、いつの間にか、「売上を上げることそのもの」が目的になってしまいます。

「会社が儲かれば、何をしてもいい」のか?


ここからは、少し極端な例として聞いてください。

ある中小企業で、経営者が、

「今の経済環境は大変だ!」

と言ったとします。

すると、経理を担当する幹部が、

「会社を守るためです」

と言いながら、社員の残業代を正しく計算せず、給与を少なく支払っていた。

それを誰かが、

「それはおかしいのでは?」

と指摘すると、

「経営者から指示されていることだから」
「自分には責任がない」
「会社が儲かるために、多少のことをして何が悪い!」

と言う。

さらに経営者も、その問題を隠そうと奔走している幹部を、

「あいつは本当によくやっている。立派だ!」

などと評価する。

そうなると、経営者に逆らえない社員は、何かおかしいと思っても口をつぐみます。

そして、経営者に気に入られた人間が、どんどん大きな顔をする。

いつの間にか、人情も道理も通らない人間関係が、会社の中に出来上がってしまいます。

そして、そんな環境では、正直な人よりも、悪いことや身勝手なことを平気でやってしまう人のほうが、力を持つようになることさえあります。

まさに、

「おぬしも悪よのう」

という世界です。

「朱に交われば赤くなる」だけではない


昔から、

「朱に交われば赤くなる」

と言います。

でも、私は今になって、

「類は友を呼ぶ」

という言葉も、かなり本質を突いているのではないかと思います。

これは会社だけの話ではありません。

世の中では、

「どうして、あんないい人が、あんな人と一緒になったんだろう?」

とか、

「あの人はひどい人なのに、奥さんはいい人なのにね」

という話を聞くことがあります。

でも私は、

「本当に、そうなのかな?」

と考えるようになりました。

人は、一緒にいる人や環境から、少なからず影響を受けます。

だからこそ、自分がどんな人間関係をつくり、どんな環境をつくっているのか。

そこには、経営者であっても、一人の人間としての責任があるのだと思います。

紀真自身も、清廉潔白ではありません


ここまで偉そうなことを書きましたが、私自身、

「私は何も間違ったことをしてきませんでした」

などと言うつもりはありません。

会社経営でも人生でも、私はたくさん失敗してきました。

だからこそ、今になって分かることがあります。

私は長い間、孤立して生きてきたことを悩んでいました。

でも最近は、

「清く、正しく、心だけは美しく生きようとして、その結果として孤立するのであれば、それも一つの生き方なのかもしれない」

と思うようになりました。

もちろん、私は神様や仏様のような人間ではありません。

ただ、

「これはおかしい」と思ったことを、おかしいと思える自分ではいたい。

そして、

自分が得をするために、誰かを踏みつけるような生き方はしたくない。

そう思っています。

もし、そんな生き方をしている私の文章を読んで、

「自分も、もう少し自分らしく生きてみよう」

と思ってくれる人が一人でもいたら、それだけでも意味があるのではないでしょうか。

これは、スポーツの試合を見て、

「勇気をもらいました!」

という話とは少し違います。

直接会ったこともない人の生き方や考え方を知って、

「自分も、もう少し頑張ってみよう」

と思える。

私は、そんな形でも誰かの力になれたらと思っています。

事業承継は、会社だけを引き継ぐことではない


そして、ここからが今日、私が本当に伝えたかったことです。

事業承継というと、

「会社をどう引き継ぐか」

「売上をどう伸ばすか」

「経営をどう安定させるか」

という話になりがちです。

もちろん、それも大切です。

でも、実際に会社を引き継ぐ人が抱える悩みは、それだけではありません。

親との関係。

先代経営者との関係。

社員との関係。

「自分は本当に経営者に向いているのか?」

「先代のやり方を変えていいのか?」

「会社を継いだ以上、弱音を吐いてはいけないのではないか?」

そんな悩みもあるでしょう。

私自身、事業承継を経験し、そして失敗も経験しました。

だからこそ今は、事業承継者には、経営の答えだけではなく、自分の気持ちや状況を整理する時間も必要なのではないかと思っています。

私は、事業承継の専門家として答えを出すことはできません。

でも、同じように事業承継を経験し、失敗し、再出発をしている人間として、お話を聞くことはできます。

「こんなこと、誰にも相談できない」

「先代には言えない」

「社員には弱みを見せられない」

「会社を継いだけれど、本当は苦しい」

そんな話でも構いません。

すぐに答えを出さなくてもいい。

まず、自分の気持ちを言葉にしてみる。

それだけでも、何かが変わることがあります。

もし今、事業承継について誰にも話せない悩みを抱えているなら、紀真の**「事業承継者のお悩みをお聞きする電話相談」**でお話しください。

失敗したからこそ、話せることがあります。

「しくじり先生」だった紀真だからこそ、聞ける話がある。

私は、そう思っています。


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