100パーセント当たるとは言いません、という鑑定士師の話

100パーセント当たるとは言いません、という鑑定士師の話

記事
占い

◆ 「当たりますか?」と聞かれたとき


ご相談を受けるとき、あるいはご依頼を迷っている方から、こう聞かれることがあります。
「その鑑定は、当たりますか」。

とても自然な問いだと思います。お金と時間をかけて頼むのですから、外れてほしくない。できれば、確かなことを教えてほしい。
私はこの問いに、いつも同じようにお答えしています。「100パーセント当たります、とは申し上げません」と。

◆ 確かなものがほしい、という気持ちは自然なこと


最初に、はっきりお伝えしておきたいことがあります。
当たってほしいと願うことは、悪いことではありません。眠れないほど不安なとき、人は確かなものにしがみつきたくなります。「絶対に大丈夫です」と言ってもらえたら、どれほど楽だろうと思います。

だからこそ、「当たります」と言い切ることのほうが、ずっと簡単です。聞く側が喜ぶ言葉でもあります。それでも私が言わないのには、理由があります。

◆ 視えたものは、決まった未来ではない


一つ目は、視えたものが、変えられない未来ではないからです。
霊視で感じ取れるのは、今の流れと、その中で立ち上がっている反応の形です。そこから先、どう動くか、何を選ぶかによって、流れは変わっていきます。

もし私が「こうなります」と言い切ってしまえば、それは、選び直す余地を、鑑定の側から奪ってしまうことになります。未来は、視えたものに従うためにあるのではなく、視えたものを知ったうえで、選び直していくものだと思っています。

◆ 「当たったか」で測りはじめると、起きること


二つ目は、断定を受け取った方の目が、答え合わせのほうへ向いてしまうからです。
「彼はこう思っています」と言い切られると、そのあとに届く言葉や態度が、その断定に合うか合わないかで、一つひとつ測られるようになります。

返事が少し遅れた。いつもと言い回しが違う。そのたびに「当たっていたのか、外れていたのか」と心が動き、反応はかえって増えていきます。
本来向き合うべきなのは、目の前の出来事と、そこで立ち上がるご自身の反応のはずなのに、鑑定が、その邪魔をしてしまう。それは、鑑定の本意ではありません。

◆ 代わりに、お渡しするもの


「当たる」の代わりに、私がお渡ししているものがあります。
視えたことは、視えたとおりに、そのままお伝えすること。視えなかったことは、視えなかったと、分けてお伝えすること。読み心地のために整えることも、脚色することもしません。
必要であれば、耳の痛いことも、そのままお伝えします。

そのうえで、今の状況の中で、何が現実で、何があなたの中の反応なのか。その輪郭をお渡しします。当たるかどうかを待つのではなく、選び直すための材料を、手元に残すためです。

◆ 先の流れを視るときも、同じです


来年の流れを視る鑑定でも、考え方は変わりません。
2027年の運勢の鑑定では、一年の流れと、転機になりやすい時期、動く時期と待つ時期の傾向をお伝えします。ただし、日付を断定することはしませんし、運勢の良し悪しや、出来事の結果を保証することもしません。
流れと、その中で反応が立ち上がりやすい場面を視ておくことで、その時が来たとき、ご自身で選べるようにするためです。


◆ 結びに


「100パーセント当たります」と言わないのは、確かなことを渡したくないからではありません。確かなものを、あなた自身の手の中に残したいからです。

当たるかどうかよりも、読み終えたあとに、選べる感覚が残っていること。それを大切に、鑑定を書いています。
サービス数100万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す