小さな気づきが、なぜ人生を大きく変えることがあるのか。
不思議に思われたことは、ありませんか。
今日は、その仕組みの話をさせてください。
人生は、大きな決断では変わりません
多くの方は、人生を変えるには大きな決断や、劇的な出来事が必要だと思っていらっしゃいます。
けれど、実際に人生が変わっていく瞬間の多くは、もっと静かなものです。
「あ、わたしはずっと我慢していたんだ」
「本当は、こうしたかったんだ」
そんな、ほんの一瞬の気づき。
それが、これまでの生き方をそっと問い直すきっかけになります。
お手紙は、たいてい、この形で届きます。
大きな声で「変わりなさい」と言われることは、まずありません。
あとから思い返すと、あの日ふと思ったこと、あれがそうだったのかもしれない。
その程度の大きさで来ます。
なぜそんなに小さいのかというと、たぶん、大きく届くと壊れてしまうからだと思います。
「今の生き方は間違っています」と正面から言われて、素直に受け取れる方はいません。
守るために反発するのが、当たり前です。
小さく届くから、こちらの守りをすり抜けて、静かに入ってこられるのだと思います。
気づきは、行動よりも先に来ます
ただ、気づいたからといって、すぐに何かを変えなければいけないわけではありません。
ここを急いでしまう方が、とても多いのです。
気づいた翌日に、何かを辞めたり、誰かに伝えたりしなくていいのです。
まずは、気づいたこと自体を、そのまま置いておいてください。
行動は、あとから自然についてきます。
焦って変わろうとするより、気づきをじっくり味わう時間のほうが、実はずっと大切です。
気づきというのは、種のようなものだと思っています。
まいた翌日に掘り返して、芽が出たかを確かめる方はいません。
しばらく、そのままにしておく時間が要るのです。
それに、急いで動いた変化は、たいてい長続きしません。
決意でつくった変化は、決意が切れると戻ります。
気づきから自然に出てきた変化のほうが、戻りにくいのです。
受け取り続けると、道になります
一通のお手紙だけでは、まだ全体像は見えないかもしれません。
けれど、日々届く小さなお手紙を受け取り続けていくと、それらが少しずつつながっていきます。
そして気がつくと、一本の道になっている。
過去に「なぜあんなことが起きたのだろう」と思っていた出来事が、今振り返ると、必要な道のりだったと感じられる。
そういうことが、起こります。
点は、増えないと線になりません。
ですから、いま受け取ったひとつが小さく思えても、それでいいのです。
意味は、あとから追いついてきます。
もし、いま届いているものを一緒に読んでみたいと思われましたら、いつでもお声がけください。
急がなくて、大丈夫です。
Le Clair(ルクレ)より