Mindの状態は、たった3枚でも意外なほど多くのことを教えてくれます。
何が止まっているのか。
どこに負荷がかかっているのか。
現実まで止まっているのか、それとも本人の内側だけが進みにくくなっているのか。
さらに3枚の流れを追うと、その状態をどう回復させればよいのか、今は行動するべきなのか、先に考えるべきなのかまで見えてくることがあります。
今回は、4つのMindを3枚ずつ観測しました。
今回の観測で明確になったのは、どのMindにも進みにくさや状態異常が表れているのに、必要な向き合い方がすべて違ったことです。
ここでいう「回復」とは、悪い状態を無理に消すことではありません。
思考、推進力、感情、現実などが、本来の働き方へ戻っていくことです。
◆ 1.考え込むほど、進む力にブロックがかかる
表れた3枚は、
思考|抱え込みやすい
推進力|ずれる力
現実|制約が見える
という流れでした。
最初に表れているのは、思考のブロックです。
考えることが悪いわけではありません。
しかし、考える内容を自分の中に抱え込みすぎることで、思考が正常に整理されなくなっています。
考えれば考えるほど判断が難しくなり、ブレーキがかかる。
その思考のブロックが、次の推進力にもそのまま影響しています。
動く力がなくなったわけではありません。
進む力はあるのに、判断が正常に下せないため、その力を向ける方向がずれています。
本人には、進む先に大きな制約があるように見えているのかもしれません。
しかし、最後に表れた現実は正常に動いています。
制約は見えていても、現実そのものが止まっているわけではありません。
遠くから見ている間は大きな壁に見えていても、実際に近づけば、その制約が消えたり、思っていたほど大きなものではなかったと分かったりする可能性があります。
このMindに必要なのは、さらに考えて答えを出すことではありません。
この状態の回復方法は、考え込まずに、そのまま進むことです。
考え込まなければ、推進力にも余計なブロックがかかりません。
まっすぐ進みやすくなり、結果として目的地にも早く近づけます。
この状態は、考えてから進むのではなく、進むことで思考と推進力を正常な位置へ戻していくMindです。
◆ 2.進みたいのに、力が集まらず崩れてしまう
次の3枚は、
推進力|集まりにくい力
推進力|崩れやすい力
Mind|学びの段階
でした。
最初の推進力は低下しています。
どこかへ進むための力が、一つの方向へまとまりにくい状態です。
さらに、集まりかけても、その力を維持できません。
動こうとしても途中で崩れる。
形になりかけても続かない。
一度出した力が分散してしまう。
推進力に2枚続けて状態異常が表れているため、この不安定さは一時的なものではなく、ある程度続いている可能性があります。
しかし、最後に表れたMindは「学びの段階」です。
今は、力が集まらないことも、動いても崩れてしまうことも含めて、
自分はどこへ進みたいのか
何を学びたいのか
何を経験していきたいのか
を理解しようとしている途中です。
このMindに「とにかく動きましょう」と伝えても、推進力を維持できず、また崩れてしまいます。
先に必要なのは、進む方向を絞ることです。
自分は何を学びたいのか。
どのような経験をしていきたいのか。
そこが決まれば、分散していた力を一つの方向へ集めやすくなります。
向かう先が明確になることで、推進力も維持しやすくなり、途中で崩れにくくなります。
この状態の回復は、
無理に進むことではなく、進む意味を先に定めること。
思うように進めていないように見えても、人生そのものが止まっているわけではありません。
今の不安定さも含めて、自分に合う進み方を学びながら、人生は正常に進んでいます。
◆ 3.解放の途中で、進む力が乱れている
3つ目のMindは、
推進力|乱れる力
Mind|解放の段階
思考|理解が深まる
という流れでした。
最初に、推進力が乱れています。
進もうとする力が複数の方向へ散り、まだ安定していません。
ただし、後ろのMindと思考は正常に働いています。
この乱れは、単純な悪化ではなさそうです。
Mindは、これまでの状態や古い縛りから抜ける「解放の段階」に入っています。
ところが、今はまだ、
何を解放するのか
何を手放すことが正しいのか
解放した先で、どこへ向かうのか
が完全には定まっていません。
そのため、進もうとする力だけが先に動き、推進方向が乱れているのでしょう。
最後には「理解が深まる」と表れています。
今は無理に前へ進むより、自分の考えを深めることが先です。
何に縛られているのか。
何をもう持ち続けなくてよいのか。
何を残し、何を解放するのか。
その先で、どのように生きていきたいのか。
これから、その考えが少しずつまとまっていくのだと思います。
人生の中で、そうしたことを考えなければならない状況が近づいているからこそ、今は推進力が乱れているのかもしれません。
このMindの回復方法は、
何を解放するのかを理解し、解放した先の方向を定めること。
解放そのものを目的にするのではありません。
その先が見えたとき、散っていた推進力も、新しい方向へ集まり始めます。
◆ 4.回復へ進んでいる人には、答えよりエールを
最後の3枚は、
現実|現実を組み直す
思考|自分を責めやすい
現実|基盤ができる
でした。
最初から現実は正常に動いています。
今ある生活や仕事、人間関係などを組み直し、新しい形へ移している途中です。
その中央で、思考だけが状態異常になっています。
本人は、自分の考えや選択を否定しながら、現実を立て直しているのかもしれません。
自分が悪かった。
自分の考えが間違っていた。
もっと違う選択をするべきだった。
そうして自分を責めながら、現実を組み直している状態です。
ここで「そんなに自分を責めなくていい」と簡単に言うのは難しいところがあります。
今の自己否定が、考え方を見直し、現実を組み直す力の一部になっている可能性があるからです。
しかも最後には、きちんと新しい基盤ができています。
つまり、この人はすでに自分の力で回復へ進んでいます。
変にアドバイスを加えなくても、現実は組み直されていく。
この場合に必要なのは、状態を変えようとすることではなく、今の本人を否定しないことだと思います。
今は忙しく、大変な時期かもしれません。
それでも、現実は止まっていません。
少しずつ新しい基盤へ向かっています。
無理をなさらずに、今の歩みを続けてください。
回復方法を教えるのではなく、エールを送る。
それが、このMindに対する一番自然な向き合い方です。
Mindの状態に合った向き合い方
今日は、3枚から見えるMindの回復方法と向き合い方について、4つの状態から見てみました。
同じように進みにくく見える状態でも、必要な回復方法や向き合い方はそれぞれ異なります。
この記事が、少しでもみなさんのお役に立てたらうれしいです。
好評でしたら、第2弾、第3弾と続けていきますね。
題して、
「秘伝!3枚から読み解くMindシリーズ」
です。
それでは、今日はここまで。