私は前職の会社で24年間勤めた。
逆に言えば、24年間しかもたなかった…
なぜか?
あれ以上、会社員を続けるのが苦しかったから。
では、何が苦しかったのか。
もちろん大半の世の中間管理職と同様に、
上と下の板挟みに毎日が磨り減ったというのもある。
経営層からの「数字、数字」という圧に
身も心もヘトヘトになったというのも大きい。
だが、本質はそこではなかった。
気付いてしまったのだ。
この「資本主義経済システム」の構造の中身に。
それはあまりにも残酷な気づきだった。
一体、誰が誰を搾取しているのか。
雇われ人として会社で出世するとは、
この構造の中では何を意味するのか。
≪そりゃ、大半の会社員が会社を嫌になるよな≫
「会社は従業員を可能な限り低コストで効率よく働かせ、
搾取することによって拡大路線を目指す器だった」
「その結果、栄えるのはビジネスオーナーと株主」
その残酷な事実を明確に意識し始めたのが35歳の頃。
僕は「カイシャ」からの脱出を模索するようになった。
でも、当時の僕には幼い娘たちがいた。
≪まだだ。今じゃない。
今脱出すれば、今より苦しい現実が待っている。
10年後だ。じっくりとコツコツと準備しよう≫
そして、10年後の45歳の僕は満を持して会社を卒業した。
~続く~