「いい間取り」と「いい暮らし」は、同じではない。

「いい間取り」と「いい暮らし」は、同じではない。

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コラム

間取りを見ていると、そこに暮らす人たちの毎日を想像します

朝、家族がそれぞれの支度をする時間。
買い物から帰って、荷物を置く場所。
休日の午後、家のどこでくつろぐのか。

図面には、部屋の広さや窓の位置、収納の大きさが描かれています。

けれど、その図面の中に、実際の暮らしが描かれているわけではありません。

一見すると整った間取りでも、暮らし始めてから小さな不便に気づくことがあります。

反対に、少し変わった間取りが、その家族にとってはとても心地よい住まいになることもあります。

私は、一級建築士として長く住宅の設計に携わってきました。

その中で大切にしているのは、間取りを正解・不正解で判断することではなく、**そこに暮らす人にとって、どんな毎日が生まれるかを考えること**です。

家を建てることがゴールではありません。

そこから何年も、何十年も、暮らしは続いていきます。

図面を読むだけでなく、その先の暮らしを考える。

そんな視点で、これから住まいについて少しずつ書いていきたいと思います。
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