「脈なし確定」じゃない。「聖杯の4」が出たとき、あの人の視線が向いているところ

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こんばんは、月詠ソラです。小アルカナも12枚目に入りました。今夜は聖杯のスートに戻って、35弾「聖杯の2」・39弾「聖杯の9」・40弾「聖杯の10」に続く4枚目、「聖杯の4」を開いてみようと思います。

もしあなたが、
・「聖杯の4=無関心・脈なし」と聞いて、あの人の心はもうこちらに向いていないのではと不安になっている
・前はすぐに返ってきた反応が、最近はどこか気のない相槌に変わった気がしている
・新しく誘ってみても、乗り気でない空気を感じて、それ以上踏み込めずにいる
・あの人が何を考えているのか分からず、心が自分以外の何かに向いている気配だけを感じている

どれか一つでも重なるところがあれば、今夜はこのカードを一緒にめくってみましょう。

■「聖杯の4」は恋愛占いで「無関心・脈なし・興味を失った」と誤解されやすいカードです

タロットの「聖杯の4」は、木の下で腕を組んで座る人物の絵柄です。地面には3つの杯が並んでいますが、人物の視線はそこに落ちたままで、雲の中から差し出されている4つ目の杯には向いていません。腕組みと、新しい杯を見ようとしない伏し目がちな表情の組み合わせから、恋愛占いでは「もう興味を失っている」「脈なしのサイン」と、心が完全に離れてしまった証拠のように読まれがちです。けれど実際にカードを引いて視てみると、そこまで言い切れる話ではないことが多いです。

■「聖杯の4」が伝えているのは、確定した無関心ではありません

よく見ると、この人物は不満げにも、怒っているようにも描かれていません。ただ、すでに手元にある3つの杯を眺めながら、何かを考え込んでいるだけです。雲から差し出された4つ目の杯を拒んでいるのではなく、単純にまだそちらへ視線が向いていない、という描かれ方をしています。前より反応が薄くなった、気のない相槌が増えた、というあの人にも、これと近い構図が視えることがあります。「新しく提案したことに『そうだね』しか返ってこない」というお声を、実際のご相談でよくいただきますが、それは差し出されたものを冷たく突き返しているというより、あの人の意識がいま自分の内側や、すでに手にしている何かに向いたまま、新しい提案のほうへまだ向き直れていないだけ、ということが少なくありません。

■ 聖杯の4が示す、二つの色

聖杯の4を鑑定していて、繰り返し重なって視える色が2つあります(必ずしもどちらか一方というわけではありません)。

深川鼠(ふかがわねずみ)が、あの人の視線を地面に留めているとき
青みを帯びた、落ち着いた鼠色です。鈍色の「輪郭がぼやける当惑」とも、消炭色の「意図してかぶせた防御の灰」とも違って、深川鼠は当惑でも防御でもなく、意識がすでに内側や別の対象に向いてしまっている、静かな没頭を表す色です。冷たく拒んでいるのではなく、ただ今はそちらを見ていない、という距離感に近い色です。

常磐色(ときわいろ)が、差し出された杯のふちに残っているとき
深く落ち着いた緑です。千歳緑の「ひとつの時間が丸く閉じて落ち着いている完了状態」とも、老竹色の「しなりながらも耐えている途中の粘り」とも違って、常磐色は完了でも耐久でもありません。気づかれているかどうかに関わらず、変わらずそこにあり続ける色です。まだ受け取られていないだけで、差し出されたもの自体は消えていない、というくらいの色です。

■ 実際の鑑定で視てきたパターン

実際の鑑定の場では、聖杯の4はもう少し違った顔を見せてくれます。「もう興味を持たれていないのでは」と、新しい話題を出すたびに身構えてしまう方を、これまで数えきれないほど視てきました。聖杯の2のようにすでに双方が同じ高さで向き合っているのでも、聖杯の9のようにあの人の内側で満足がすでに完結して外へにこやかに向いているのでもなく、聖杯の4はあの人の意識がまだ地面の3つの杯、つまり手元にある慣れたものごとから離れられず、新しく差し出されたものにまだ目が届いていないときに出やすいカードです。聖杯の10のように二人で同じ理想を見上げている段階とも違い、こちらはまだ一人分の内省の途中にあるという違いがあります。断定できることではありませんが、視線が拒んでいるのではなく、まだそちらを向いていないだけという輪郭のほうが、カードを開くたびに浮かび上がってくることが多いです。

■ 今夜のあなたへ

「聖杯の4」は、心が完全に離れてしまったと言い切るカードではありません。地面の杯を見つめているあの人の視線が、いつ雲の中の新しい杯へ動くのかは、この一枚だけでは分かりません。それでも、差し出したものが消えてしまったわけではなく、ただ今はまだ見えていないだけだと思って、気長に構えているくらいの心の置きどころで、十分なのかもしれません。

聖杯のスートも4枚目まで来ました。次は少し手薄になっている金貨のスートに戻って、「金貨の2」を開いてみようと思います。よろしければ、また覗きにいらしてください。

もし今、聖杯の4があなたに示した意味を、現状だけでなくこの先の流れや心の置きどころ、動く時期の目安までまとめて知りたくなったら。

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あの人の視線が、いつかあなたの方へも動きますように。
月詠ソラ
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