本業が好調な「今」こそ種をまけ!人生のポートフォリオを作る20%ルールの活用法

本業が好調な「今」こそ種をまけ!人生のポートフォリオを作る20%ルールの活用法

記事
コラム
今回も引き続き、『ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために』(ドリー・クラーク著)の読書メモをお届けします。

全10章構成の本書ですが、今回は第4章「新しいことに挑戦する」をまとめました。

はじめに:前回の振り返り(第3章)

前回学んだ第3章「正しい目標を設定する」では、世間一般の「お金(稼げる道)」に最適化するのではなく、自分の「意義」や「興味」に最適化して目標を設定する大切さを学びました。

周りの目を気にせず自分自身の興味のパターンを掘り起こし、あえて「極端な目標」を掲げることでモチベーションを高め、理想の未来から逆算して行動する視点を知りました。

第4章:新しいことに挑戦する

成長するチャンスは待っていても向こうからはやってきません。第4章では、安定を保ちながらリスクを抑えて新しい挑戦を続けていくための「実践的な枠組み」が示されています。


1. 新しい挑戦に「20%の時間」を使う

「単に興味を持つこと」と「その分野を極めるために行動を起こすこと」の間には大きな隔たりがあるそうです。そこで役立つのが、自分の時間の20%を実験や探求にあてる「20%ルール」とのこと。

リスクを低く抑えられる
全時間を投入するわけではないため、失敗したときのリスクを最小限に抑えられます。

ビジネスや人脈の幅が広がる
20%の時間だけではその分野で大きな仕事をするのは難しいかもしれませんが、そこで得た知識や経験で誰かの役に立つことができ、結果として本業の幅が広がったり、新しい繋がりができたりするそうです。


2. 「第3の道」で人生のポートフォリオをつくる

生き方には「ローリスク・ローリターンの安定志向」と「ハイリスク・ハイリターンのギャンブル志向」の2つがありますが、著者はそのどちらでもない「第3の道(イノベーションを起こしつつ、家族も安定して暮らせる道)」を提唱しています。

ハートビートインカムの確保
まずは生活していくための最低限の収入(ハートビートインカム)をしっかり確保し、それ以外の部分で20%ルールを活用して自由にチャレンジするのがコツだそうです。

自分が「強いとき」に種をまく
何かがうまくいかなくなって(弱って)から新しい芽を育てようとしても遅いと言います。好調で余裕がある時にこそ、新しい挑戦に投資すべきとのことでした。

失ってもいいものだけを賭ける
挑戦には損失の時期もつきものですが、賭けていいのは「失っても生活に支障がないものだけ」にするのが鉄則だそうです。


3. 挑戦において大切な「6つのポイント」

新しいことに挑戦する際、本書では以下の6つの重要な要素が挙げられています。

正しいサポートを手に入れる
自分の夢を周りに公言する。挫折しそうな時に心を奮い立たせてくれるのは友人の存在とのこと。

コーチを雇う
ネット検索でも知識は得られますが、プロのコーチを雇うのが最も効率的な投資になるとのこと。

期限を決める
「いつか時間ができたら」という日は永遠に来ないため、あらかじめ期限を設定する。

学び続ける
リスクの小さいチャレンジを選び、徐々にできる範囲を広げて積み重ねていく。

負けても勝てるようにする
たとえプロジェクト自体が失敗に終わったとしても、「新たなスキルや人脈が手に入るか?」を考える。最低限得られるメリットに価値を感じられるなら、その挑戦はやる価値があるそうです。

10年単位で考える
人間は「1年でできること」を過小評価しがちですが、10年あれば20%ルールの積み重ねで絶大な成果を生み出せるとのことでした。

おわりに

「20%の時間を使って実験する」「本業が調子の良い強い時にこそ新しい種をまく」という考え方は、挑戦をためらいがちな私たちにとって非常に実践的な指南だと感じました。

また、「たとえ失敗してもスキルや人脈が残るか?」という視点(負けても勝てる状態)を作っておけば、安心して新しい海へ飛び込むことができます。

短期的な焦りを捨て、10年という長期的なスパンで自分の人生のポートフォリオを豊かにしていきたいです。次回は第5章の学びをまとめていきます。
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