「飴ちゃんください。」から始まったお話。

「飴ちゃんください。」から始まったお話。

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コラム
こんにちは。ふらのです。

私は、関西のイメージらしく、いつもカバンの中に飴ちゃんが入っています。

もともとは、すぐ喉が痛くなってしまう自分のため。

そして、大好きなチョコも忘れません。

実家のお母さんを目指していると言いながら、しっかり自分用です。笑

私は、人見知りです。

自分から話しかけることはほとんどありません。

「私なんかと話して楽しいのかな。」

そんなことばかり考えていました。

でも、ある日。

「ふらのさん、のど飴とか持ってませんか?」

そう話しかけてくれた人がいました。

「あるよ。」

緊張しながら、飴ちゃんを二つ渡しました。

「二つもいいんですか?」

そう言って笑ってくれた、その笑顔を今でも覚えています。

それから毎日、

「飴ちゃんください。」

その一言が、私たちの会話の始まりになりました。

ある日、その人が言いました。

「おなかすいた…。朝ごはん食べられなくて。」

「チョコ食べる?」

「え?ふらのさん、神ですか!?笑」

そんな何気ないやり取りが、とても心地よくて。

少しずつ、

「私なんかと話して楽しいのかな。」

そんな不安も小さくなっていきました。

その人は、みんなから愛される本当に素敵な人でした。

ある日、

「ふらのさん、いつものお礼です。」

そう言って旅行のお土産のチーズケーキを渡してくれました。

「ふらのさんだけに食べてほしいから。」

嬉しくて、今でも忘れられません。

でも、この時間も永遠ではありませんでした。

私が異動になり、

会えなくなりました。

それでも時々、

遠くから

「ふらのさーん!」

と呼んでくれる声が聞こえてきました。

それだけで嬉しかった。

ある日、その声は少し元気がなくて。

「どうしたの?今日元気ないね。」

「……ふらのさんだけですよ。気づいてくれたの。」

「声が違うから。」

「仕事辞めるんです。実家に帰らなきゃいけなくなって。」

私は、いいなと思う人ほど、

ある日突然、お別れがやってくるような気がします。

遠くへ行ってしまう。

だからこそ、

一緒に過ごせる時間って、本当に大切なんですね。

最後に、その人が言ってくれました。

「ふらのさんのこと、大好きでした。

いつも元気をもらってました。

飴やチョコが欲しかったわけじゃない。

ふらのさんと話したかったんです。」

あの言葉は、今でも私の宝物です。

飴ちゃんとチョコがくれた、不思議なご縁。

思い出すと少し切ないけれど、

自然と笑顔になれる、大切な思い出の一ページです。

今日は久しぶりに、

飴ちゃんを食べようかな。

……やっぱり、チョコにしようかな。

ふらの🪻


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