「仕事が嫌で仕方ない」
「明日にでも辞表を叩きつけたい」
「上司の顔を見るだけでHPが3、いや1になる」
……そこまでではない。
給料も出る、人間関係も悪くない、仕事だって、そこそこ楽しい。
でも。
「このままでいいのかな?」
なぜか、こいつだけが消えない。
今回は、そんな話をしてみます。
はじめましての方も、また来てくださった方も、こんにちは( `ー´)ノ
「働く保健室」の益田市です(*'▽')
私は現在、看護師として働きながら、国家資格キャリアコンサルタントとして活動し始めています。
ただ、もともとは看護師でもキャリアコンサルタントでもありません。
大手メーカーに約8年間勤務していました。
そして私にもありました。
「別に辞めたいわけじゃない。でも、このままでいいのか?」
という時期が。
最初の「このままでいいのか?」は、入社3か月
最初に配属されたのは品質保証課でした。
入社して、おそらく3か月くらい。
社会人としてはピッカピカです。
靴も希望も、何ならボールペンもピッカピカです。
しかし、ある日気づきます。
職場に漂う、なんとも言えない……
負の空気。
もちろん、会社全体が悪かったわけでも、誰か一人が悪かったわけでもありません。
ただ、当時の私にはそう感じられた。
そして思いました。
あれ?
自分もまさか、この「負の住人」への永住権を手に入れないよね?
まだ入社3か月。
住宅ローンすら組んでいないのに、心だけ先に永住問題を考え始めました。
そして私はその後、志願して営業技術へ異動(゚∀゚)
東京へ羽ばたきます。
ここからは、むしろ楽しかったんです。
営業技術になって、むしろ会社が好きになった。
営業技術の仕事では、いろいろな場所へ行きました。
お客さんと話す。
出張する。
知らない土地へ行く。
私にとっては、
営業に行く ≒ 旅行に行く。
もちろん実際には仕事です。
観光ガイドさんは同行しませんし、会社のお金で温泉巡りをしていたわけでもありません。
でも、人と話すことが好きだった私には合っていました。
人間関係にも、仕事内容にも、大きな不満はない。
「会社辞めてぇぇぇぇ!!(; ・`д・´)」
なんて毎朝叫びながら出勤していたわけでもありません。
むしろ、そのまま働き続ける未来も普通にありました。
だからこそ、
後にやってきた「このままでいいのか?」は厄介でした。
しばらくして、会社の体制が変わりました。
それをきっかけに、自分の将来について考えるようになりました。
このまま働いていくのか。
これから何を身につけるのか。
自分には何があるのか。
そして私は、漠然と「何か資格を取ろう」と考え始めます。
ただ、この時点では、
何の資格を取るのかすら決まっていません。
資格「何か」。
目標「何か」。
将来「何か」。
具体性が、行方不明です。
でも今振り返ると、これが大事だったと思います。
「看護師になりたい!」
と最初から一直線だったわけではない。
もっと曖昧だった。
「今のままでいいのかな?」
ただ、それだけだったんです。
そして、コロナ禍がやってきた。
そんなとき、世の中が大きく変わりました。
連日報道される医療現場。
逼迫する病院。
そこで、私の中に一つの思いが生まれました。
「人の役に立つ仕事をしてみようかな」
そこから、看護師という道を考え始めます。
とはいえ、
「よし!看護師になろう!ワクワク!(゚∀゚)」
ではありません。
大手メーカーを辞める。
社会人から学生に戻る。
収入がなくなる。
そして何より、
勉強についていけるのか。
これが怖かった。
看護学校へ行って、
「いや~、やっぱ無理でした(´▽`)」
では済みません。
こちらは会社という船から既に大海原へ飛び降りています。
泳ぎ切るしかありません。
しかもアラサー。
体力という浮き輪も、10代の頃ほどパンパンではありません。
周りの反応は、二つに分かれた。
最初に相談したのは友人でした。
その次に家族。
返ってきたのは、
「お前ならできる」
「支えるよ」
という言葉でした。
ありがたかったです。
一方、会社では、
「辞めるの?」
「もったいない」
「やめない方がいいんじゃない?」
という声もありました。
それも当然だと思います。
安定した会社で働いている。
仕事に大きな不満があるわけでもない。
そこから突然、
「私、看護師になります( `ー´)ノ」
です。
そりゃ、
「昨日、何食べた?」
くらいのテンションでは受け止められません。
それでも最後には、多くの人が「頑張れ」と送り出してくれました。
「転職するか?」より先に考えてほしいこと
ここまで読むと、
「じゃあ、迷ったら転職した方がいいってこと?」
と思われるかもしれません。
違います。
私は、転職を勧めたいわけではありません。
むしろ今の自分なら、昔の自分にこう聞くと思います。
「何になりたい?」
たぶん昔の私は答えます。
「分かりません。」
「何がしたい?」
「それも分かりません。」
……会話、開始30秒で遭難です。
でも、それでいいと思うんです。
だったら、
「何が得意?」
「ちょっとやってみたいことは?」
「逆に、絶対やりたくないことは?」
「今の仕事で好きなところは?」
「何してる時が楽しい?」
そんなところから、一緒に探していけばいい。
最初から、
「あなたの天職はこれです!」
なんて答えを出す必要はないと思っています。
キャリアに職業名を当てはめるビンゴ大会ではありません。
話して初めて分かることもある。
私は、友人や家族に相談しました。
そこで自分の考えを話しました。
今になって思うのは、
「誰かに話す」という行為そのものに意味があった
ということです。
頭の中だけで考えていると、
「辞める?」
「いや、残る?」
「資格?」
「転職?」
「いや待て、そもそも何がしたい?」
と、脳内会議が始まります。
議長、自分。
賛成派、自分。
反対派、自分。
書記、自分。
そして結論、
次回へ持ち越し。
これを何度も繰り返す。
でも誰かに話すと、
「あ、自分ってこれが嫌だったんだ」
「逆に、これは結構好きなんだな」
「転職したいんじゃなくて、何か新しいことを始めたかったのかも」
と、言葉にしたことで初めて気づくことがあります。
今の私が、昔の私と話すなら
もし、大手メーカーで働いていた頃の私が「働く保健室」にやってきて、
「自分が何になりたいのか、何をしたいのか分かりません。」
と言ったら。
今の私は、たぶんこう言います。
「じゃあ、一緒に探しましょう。」
いきなり人生設計図を机いっぱいに広げたりはしません。
まずは気楽な話から。
仕事のこと。
好きなこと。
嫌いなこと。
得意だったこと。
ちょっと興味があること。
最近モヤっとしたこと。
そこから、
「その何か」
を一緒に探していけばいいと思っています。
無理に辞めなくてもいい。無理に始めなくてもいい。
この記事を読んでいる方の中にも、
「仕事が嫌いなわけじゃない」
「でも、このままでいいのかな」
「転職するほどなのか分からない」
「そもそも、自分が何をしたいのか分からない」
そんな方がいるかもしれません。
無理に辞めなくてもいいと思います。
無理に何かを始めなくてもいい。
「転職する」と決めてから相談する必要もありません。
決まっていないから、話す。
それでもいいんです。
私自身、
品質保証から営業技術へ。
大手メーカーから看護学校へ。
看護師になり、さらにキャリアコンサルタントへ。
振り返れば、なかなか真っすぐではありません。
人生のナビがあったなら、
「ルートを再検索しています」
と何回言われたことでしょう。
でも、その寄り道が今につながっています。
だから、
「このままでいいのかな?」
と思ったとき。
すぐに答えを出さなくても大丈夫です。
まずは、その「なんとなく」を言葉にしてみませんか。
「働く保健室」では、そんなところから一緒に考えます。
まとまっていなくても大丈夫。
答えがなくても大丈夫。
履歴書を握りしめて来る必要もありません。
気楽に、おいでなさいませ!( `ー´)ノ
あなたの人生です。
運転席まで奪うつもりはありません。
後部座席くらいから、見守っております(・ω・)ノ