【0035_石工事】公共建築工事・改修工事 監理指針の豆知識♪

【0035_石工事】公共建築工事・改修工事 監理指針の豆知識♪

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 重厚感あふれる佇まいで建物の品格を決定づける「石工事」。意匠性が高い一方で、重量物である天然素材を扱うため、安全性と美観の両立には特別な配慮が求められます。
 今回は、石材の品質と確実な固定を守るための知恵を、監理指針から紐解いていきましょう♪

01 天然石に「全く同じ色」を求めてはいけない!?
 石材は自然が生み出した素材であるため、同じ産地のものであっても色調や斑(ふ)に必ずバラつきがあります。
 指針では、主要な石材については事前に「見本」を提出させ、設計担当者が出来上がりのイメージを確認することを重視しています。
 大規模な壁面では、事前に石の並びを確認する「仮並べ」を行い、全体のバランスを整えるのが監理のプロの仕事です。

参考:監理指針10.1.1、10.1.2

02 石材の「保管」、地面に置くのはNG?
 現場に届いた石材を直接地面に置いてはいけません。石材は微細な穴が開いているため、地面からの湿気や泥水を吸い上げると、取れない「シミ」の原因になるからです。
 指針では、木材の枕などを用いて地面から浮かせ、シートで養生することを基本としています。美しさを保つための「足元の管理」を徹底しましょう。

参考:監理指針10.2.1

03 「乾式工法」は、地震の揺れと踊る仕組み!?
 外壁などの「乾式工法」では、石材をボルトや金物で一点一点固定します。
 これは石材を建物から浮かせることで、地震時の建物の変形に石材が追従できるようにするためです。
 指針では、金物が設計図通りの位置にあり、かつ建物の動きを邪魔しない適切なクリアランス(隙間)が確保されているかを厳格に管理するよう求めています。

 石工事は、まさに建物の「顔」を造り上げる誇り高い仕事です。
 自然の素材を相手にするからこそ、指針のルールを一つひとつ守る誠実な監理が、何十年経っても色褪せない価値を生み出します。
 鋼のような強固な知識を持って、今日も確かな現場をリードしていきましょう!

 新築編の工種も、いよいよカウントダウンが近づいてきました。
 現場の表情が整っていくこの時期の管理は、技術者として一番の楽しみですね。
 これからも皆さんの日々の管理が、よりプロフェッショナルなものになるよう応援しています。
 次回の豆知識もどうぞお楽しみに♪

参考:監理指針10.5.1、10.5.3

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