あなたの魂猫は、どんな子? 3人を実際に鑑定してみました

あなたの魂猫は、どんな子? 3人を実際に鑑定してみました

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占い
もし、あなたの魂が一匹の猫だったら。

どんな毛並みで、
どんな瞳をしていると思いますか。

人を見つけたら、自分から近づいてくる子かもしれません。

少し離れた木の陰から、
こちらをじっと見ている子かもしれない。

そして、その猫にはもう名前があって。

魂の森のどこかで、
あなたに見つけられる前から暮らしているとしたら――。

少し、会ってみたくなりませんか。

《魂猫譚》は、その人から預かった生年月日と名前、そして5つの「心の記憶」を手がかりに、魂の森にいる一匹を探す幻想文学型の占いです。

今回は、3人の架空人物を設定し、実際の《魂猫譚》と同じ方法で魂猫を探してみました。

見つかったのは――

千歳。
弥生。
伊織。

名前も、姿も、暮らしている場所も違う三匹でした。

まずは、一匹目の記録から。

少しだけ、一緒に魂の森をのぞいてみませんか。



一匹目――千歳


最初に「心の記憶」を預けてくれたのは、34歳のあかりさん。

家のことが全部終わったあと。

夜、一人で温かい飲み物を飲みながら、ソファでぼーっとする時間が好き。

人からは、

「優しい」
「話を聞いてくれる」
「頼みやすい」

と言われることが多い人です。

でも、頼まれるとなかなか断れず、
あとから一人で疲れてしまうこともあります。

今の自分に近いものとして選んだのは、

「少し立ち止まって考えたい」

でした。

ヨルは、その人から預かった「心の記憶」と、生年月日から読み取った「光の印」を持って、魂の森へ入ります。

あかりさんのLife Pathは、33。

その光をたどって見つけた正式種族は、

《春告げの迷い猫》。

そして。

森で見つけたその猫には、

千歳(ちとせ)

という名前がありました。

ヨルが持ち帰った《初回目撃記録》

千歳は、小柄な黒い半長毛の猫でした。

動いたとき、黒い毛の根元から淡い銀色がのぞきます。

瞳は、澄んだ黄色。

自分からヨルに近づき、撫でられると頬を押しつける。

でも、ずっとくっついているわけではありません。

満足すると離れていき、

また戻りたくなったら戻ってくる。

そして千歳には、

横になる前、寝床の端を鼻先で一度だけ押す

という妙な癖がありました。

ここで、ヨルが森から持ち帰った記録を一枚。
キャプチャ.JPG


でも。

ヨルが気になったのは、
千歳の姿だけではありませんでした。

千歳が残した、小さな謎

千歳がいたのは、低い草の斜面にある平たい岩場と、その近くの草の寝床。

岩の隙間に半身を入れて休んだり、ヨルの鞄に乗って座ったり。

そして、岩場を離れる前。

千歳はヨルの鞄から、

小さな枯れ草を一本だけ咥えて持っていきました。

遊ぶのかと思ったのですが、遊びません。

食べもしません。

草の寝床の横へ落とし、

そのまま眠りました。

なぜ、枯れ草を持っていったのでしょう。

ヨルにも分かりません。
キャプチャ②.JPG


この日の千歳を包んでいた心の四季は、

《白霧》。

《心の四季》とは、その日、魂猫を包んでいた空気や季節の気配を、ヨルがひとつの言葉として記したものです。

《魂猫譚》では、こうした猫の行動すべてに、

「これはあなたの○○を意味しています」

と理由をつけることはしていません。

猫には、その猫自身の時間があるからです。

ヨルにも分からないものは、

《小さな謎》

として、そのまま持ち帰ります。

でも、魂の森にいるのは千歳だけではありません



別の日。

別の「心の記憶」を持って森へ入ると、
まったく違う猫が見つかりました。

42歳のまいさん。

知らない街の細い路地や、小さなお店に惹かれ、

「この先には何があるんだろう」

と思うと、つい歩いてみたくなる人。

今の自分に近いものとして選んだのは、

「何かを変えたい・始めたい」。

Life Pathは、3。

見つかったのは――

弥生(やよい)

《木漏れ日の道化猫》

黒と白の短い毛に、金色の瞳。

転がる木の実を追いかけていたと思ったら、次は枯れ葉。

その枯れ葉を二歩追ったところで、突然毛づくろいを始める。

どうやら、もうどうでもよくなったようです。

眠るときは、

近くにある布の端へ、前足を一本だけ引っかける。

この日選ばれたのは、ヨルの鞄の肩紐でした。

弥生を包んでいた心の四季は、

《芽吹き》。

そして、弥生から残った《ことづて》は、

「好きだった時間は、途中で終わっても、好きだったまま。」



そして、もう一匹。

39歳のなおさん。

人と話すことは好き。

でも、大勢の中に長くいると、その場では楽しくても、帰ったあとにどっと疲れてしまう。

今の自分に近いものは、

「少し疲れていて、今は休みたい」。

Life Pathは、5。

森で最初に見つけたその猫は――

ヨルの鞄の革紐を噛んでいました。

伊織(いおり)

《疾風の旅人猫》

白を多く含んだ黒斑の半長毛。

瞳は、灰青色。

自分から膝に乗ってくるくらい人との距離は近い。

でも、満足すれば自分から離れていきます。

そして伊織にも、妙な癖がありました。

柔らかい布の上で横倒しになり、

後ろ脚で蹴って、布を少しずつ移動させる。

ところが。

せっかく動かした布の上で、
眠るとは限りません。

……何のために動かしたのでしょう。

これも、ヨルには分かりません。

この日の心の四季は、

《木漏れ日》。

伊織から残った《ことづて》は、

「戻りたくなった場所には、戻ればいい。」

でした。




同じ「魂猫」でも、こんなに違いました

千歳は、

Life Path 33
《春告げの迷い猫》
心の四季《白霧》

弥生は、

Life Path 3
《木漏れ日の道化猫》
心の四季《芽吹き》

伊織は、

Life Path 5
《疾風の旅人猫》
心の四季《木漏れ日》

《魂猫譚》では、数秘から読み取った数字を「光の印」として、魂猫の正式種族を探す手がかりにします。

でも、それだけで一匹のすべてが決まるわけではありません。

同じ種族でも、

名前も、
毛並みも、
瞳も、
人との距離も、
暮らしている場所も、
妙な癖も、

同じとは限りません。

数秘という「光の印」と、

その人から預かった5つの「心の記憶」。

その両方を持って、ヨルは森へ入ります。

探しているのは、

「あなたは○○タイプです」

という答えではなく、

魂の森で、その人とつながっている一匹です。

鑑定が終わっても、猫の時間は続いています

もし、いつかもう一度魂の森へ入ったとしても。

探すのは、新しい猫ではありません。

同じ一匹です。

でも。

同じ場所にいるとは限りません。

季節が変わっているかもしれない。

別の場所で眠っているかもしれない。

知らないものを気に入っているかもしれない。

ヨルがせっかく会いに行ったのに、

完全に無視されるかもしれません。

……猫ですから。

鑑定書を閉じたあとも、

森の向こうでは、その子の時間が続いています。

そして、まだ名前を知らない猫

今夜も、魂の森のどこかで。

千歳は、眠る前に寝床を鼻先で一度だけ押しているでしょうか。

弥生は、何かに前足を一本引っかけて眠っているかもしれません。

伊織は――

せっかく動かした布を放って、
まったく違う場所で眠っているかもしれません。

そして、この森には。

ヨルがまだ名前を知らない猫たちがいます。

その中の一匹が、

あなたの魂猫です。

どんな名前なのか。

どんな毛並みなのか。

どんな瞳で、こちらを見るのか。

どこで暮らしているのか。

どんな妙な癖を持っているのか。

ヨルにも、まだ分かりません。

あなたから5つの「心の記憶」を預かり、

魂の森へ入る、その日までは。

あなたの魂猫は、どんな子でしょう。

──魂の森の案内人 ヨル



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