― ティーチャーの教えよりも大切な、自分の感覚を信じていくということ ―
スピリチュアルの世界に入ると、
「こうした方がいい」
「これはやめた方がいい」
そんな言葉をたくさん聞くようになります。
もちろん、それ自体が悪いわけではありません。
最初は何から始めたらいいのか分からないからこそ、
ある程度の型や手順があるものは、
とても入りやすいと思っています。
その代表的なもののひとつが、レイキです。
レイキにはテキストがあり、手順があり、マントラやシンボルがあります。
世界中の人たちが同じように宇宙エネルギーと繋がり、
光を自分の中に入れながら、自分自身や人を癒していく。
とても分かりやすく体系化された、
素晴らしいエネルギーワークのひとつだと
私は思っています。
私自身も、レイキは本当に長く使わせてもらっているもののひとつですし、
今でも講座でお伝えしています。
体系化されたレイキではありますが、
レイキのテキストには、
「自由にエネルギーを楽しんでください」
というようなことが書かれています。
私はこの感覚がとても好きです。
本来、エネルギーは自由なものだからです。
とはいえ、最初から
「自由に扱っていいですよ」
と言われても、困ってしまうこともあります。
何をしたらいいのか分からない。
どう感じたらいいのか分からない。
だから最初は、
レイキのように手順や型があるものから入っていく方が分かりやすい。
これはエネルギーに限らず、何でもそうだと思います。
まずは型から入る。
そしてそこから、自分なりの感覚を育てていく。
ただ、ある程度進んでくると、そこから先は人によって本当に違ってきます。
私はよく、
「魂にはそれぞれ個性がある」
と言います。
得意なことも違う。
苦手なことも違う。
過去世を含めて、これまでの経験も違う。
現実の世界でも、同じ人なんてひとりもいません。
それと同じように、エネルギーの扱い方も、
本当は人それぞれ違っていいんです。
魂が今までに経験してきたこと。
過去世で慣れていたこと。
もともと得意としている感覚。
そういうものが、それぞれの人の中にちゃんとあります。
だからサイキックな能力を覚醒させていく上で
最終的には、
「私の魂は、どんなふうにエネルギーを扱うことを知っているのか」
そこを思い出していくことが、とても大切だと思っています。
例えば私は、エナジーペンデュラムをもう15年以上使っています。
ダウジングに使う道具なのですが、
私にとっては本当に大切な相棒のようなものです。
ある時、別のエネルギーワークを学びたくて、
あるティーチャーの講座に参加したことがありました。
その講座で私は、いつものようにペンデュラムを使いながらエネルギーを感じ取っていたんです。
すると、そのティーチャーから、
「それはやめた方がいいよ」
と言われました。
理由は、
「そんなものに頼っていたら、チャネリング力が育たないから」
ということでした。
私は少し疑問を感じながらも、その講座の間は使うのを控えました。
せっかく講座に来ているのだから、
その場ではティーチャーのやり方に合わせようと思ったからです。
でも、講座が終わったら普通に使いましたけど(笑)
だって私の場合は、その方が圧倒的にやりやすかったからです。
もちろん、そのティーチャーを否定したいわけではありません。
そのティーチャーはダウジングをしない方でしたし、
エナジーペンデュラムを使う方でもありませんでした。
つまり、その方の魂にとっては、
それが必要なかったのだと思います。
だから、その方の中では、
「ペンデュラムに頼るとチャネリング力が育たない」
という感覚になったのかもしれません。
でも私にとっては違いました。
エナジーペンデュラムを使うことで、
チャネリング能力はむしろ伸びました。
サイキックな感覚も育ちました。
精度も上がりました。
実際にペンデュラムの講座でお伝えしてきた方々を見ていても、自分の一部のように使い込んでいく人は、
感覚がどんどん開いていきます。
もちろん、ただ持っているだけでは意味がありません。
使い込むことは必要です。
でも本当にその道具と相性が良くて、自分の感覚の延長のように使える人にとっては、完全にプラスに働くものなんです。
私はチャネリングを、
ラジオの周波数合わせに例えることがあります。
周波数がピタッと合えば、クリアに聞こえる。
でも雑音が多いと、ザーッとして聞き取りにくくなる。
エナジーペンデュラムは、
私にとってその雑音を減らしてくれる補助装置のようなものです。
雑多なエネルギーが多い場所でも、余計なものに引っ張られずに、
必要な情報に繋がりやすくしてくれる。
だから私は使う。
必要ない人は使わなくていい。
ただそれだけなんです。
正解探しではありません。
どちらが自分に合うか。
それだけの話なんです。
これは霊的なワークの時も同じです。
私はもともと霊媒体質のようなところがあって、
油断すると霊体が中に入ってこようとすることがあります。
中には、なかなか厚かましく入ろうとしてくる存在もいます(笑)
もちろん私は、
「勝手に中には入らないでください」
と伝えています。
ただ、セッションなどで霊的な存在と関わる時には、
ある程度共鳴した方が分かりやすいこともあります。
私の知り合いには、完全に中に入れて話をするタイプのヒーラーもいます。
本当に声が変わったり、表情が変わったりします。
見ていると、少しびっくりするくらいです。
そしてその人は、終わった後に少しぐったりはするけれど、わりとすぐ回復します。
本人としては、それが自分のやり方なのだと思います。
一方で、別のヒーラーの知り合いは、
「それは絶対にやめた方がいい」
と言います。
中に入れずに、外側で会話をする。
肉体に入れてしまうと負担が大きいし、ダメージもある。
その人の言い方でいうと、
「寿命が縮まるよ」
ということでした。
私は、その二人をどちらも知っています。
そして、どちらの言っていることも分かります。
私自身、中に入られるとかなり疲れます。
回復に時間がかかることもあります。
だから、肉体に負担がかかるという意見も分かるんです。
でも、中に入れて話をするヒーラーの方は、
それでできている。
もしかすると、
その人にとっては外側で会話する方が難しいのかもしれません。
中に入れてあげることで、
相手の思いを聞き取ることができるのかもしれません。
だからこれも、
どちらが正しいとか、
どちらが間違っているとか、
そういう話ではないんです。
自分にとって一番やりやすい方法はどれか。
自分の体質に合っている方法はどれか。
そこを見極めることが大切なんだと思います。
もうひとつ、私の中で分かりやすい例があります。
私はマッサージの仕事もしています。
施術をしていると、時々、お客様の身体の中にエネルギー的に少し重いものを感じることがあります。
それが何なのかまで、毎回細かくチャネリングするわけではありませんが、
手で触れた時に、
「あ、ここに何かあるな」
と感じるんです。
アロマやマッサージで自然に流れていくこともあります。
でも中には、エネルギー的に少し働きかけないと抜けにくいものもあります。
そういう時、私はどうするかというと、
一旦、自分の身体の中に掃除機のように吸い込みます。
バキュームする感じです。
そして自分の中を通して、外に振って出す。
このやり方が、私にとっては一番早いんです。
ほぼノーダメージです。
もちろん、本当にこれは危ないなと感じるものに関しては、
別のやり方をします。
そこはちゃんと見極めています。
でもほとんどのものは、吸って、通して、外に出す。
それで終わります。
ずっとこのやり方をしていますが、私自身はどうもありません。
ところが、別のヒーラーの知り合いからは、
「それは絶対やめた方がいい」
と言われたことがあります。
自分の中に入れなくても、外側で処理できるから、
そのやり方を覚えた方がいい。
そう言われました。
それで私も、ある時期は練習しました。
でも、やりにくい。
時間もかかる。
下手したらできない時もある。
結局、最後は吸い取ってしまう(笑)
今はもう無理に外側で処理しようとはしていません。
全部バキューム方式です。
その方が、私には圧倒的に早いからです。
その助言をくれたヒーラーは、外側で処理することができるんです。
その人にとっては、それが自然なやり方なんです。
でも私は、それが苦手。
私は吸い取って外に出す方が早い。
そして私にはダメージがない。
ただそれだけの話なんです。
エネルギーの世界は、体質や魂の資質によって本当に違います。
誰かにとって危ないことが、別の誰かにとっては自然なこともあります。
誰かにとって必要ない道具が、別の誰かにとっては能力を開く鍵になることもあります。
だから、
「これは絶対にダメ」
「これが正しい」
と決めつけすぎない方がいい。
世の中には、いろんなやり方があります。
ティーチャーによって言うことも違います。
真逆のことを言う人もいます。
でも私は、それぞれ全部、その人にとっては正解なのだと思っています。
ただし、自分に合うとは限らない。
ここを見極めることが、本当に大切です。
有名な先生が言っているから。
能力のある人が言っているから。
みんながそうしているから。
そうやって採用してしまうこともあると思います。
最初のうちは、それでいいんです。
判断する力がまだ育っていない時は、まず教わった通りにやってみることも大事です。
私もそうしてきました。
でも、やってみて違和感があるなら、その違和感を無視しないでほしい。
やりにくいなら、やり方が違うのかもしれない。
できないなら、能力がないのではなく、方向性が違うだけかもしれない。
あなたの魂は、
「こっちの方がやりやすいよ」
と、ちゃんと知っているのかもしれません。
覚醒やサイキックな能力は、誰かのやり方を完璧にコピーした先にあるものではないと思っています。
自分の魂に合ったやり方を見つけた時に、感覚は一気に開き始めます。
だから、一つのやり方に固執しなくていい。
一人のティーチャーの言葉だけを絶対にしなくていい。
私の言葉だって同じです。
参考にはしてほしい。
でも、全部を鵜呑みにしなくていい。
最終的に答えを知っているのは、あなた自身の魂です。
魂は、自分に合うエネルギーの扱い方をちゃんと知っています。
だからこそ、外側の正解よりも、
自分の感覚を大切にしてほしいと思っています。