AIが書いたコードは、誰がどう確認しているのか 開発会社に聞きたい3つのこと

AIが書いたコードは、誰がどう確認しているのか 開発会社に聞きたい3つのこと

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IT・テクノロジー
AIが書いたコードの確認で見るべきなのは、「AIを使っているか」よりも、「誰が読んで、その記録が残っているか」です。開発会社に聞くなら、次の3つで足ります。

「AIを使っていますか」と聞いても、わかることは少ない
AIを使う開発会社は増えています。使っていると答えても、使っていないと答えても、品質のことはわかりません。

私たちのところでも、2026年にお客様からいちばんよく聞かれた質問の一つが、「AIが書いたコードは、誰が確認するのですか」でした。「AIを信頼しています」も「AIは使っていません」も、答えとして足りないと考えています。必要なのは、人が何を確認するのかと、確認したことが残っているかです。

聞きたい3つのこと
1. リリースの前に、AIではなく人が読んだ記録はありますか。 誰が、どの変更を読み、承認したのか。実際にやっている会社なら、すぐに見せてもらえるはずです。「やっています」という言葉だけで終わってしまうなら、聞き直す理由になります。

2. 動作の確認(テスト)は、コードを壊すと失敗しますか。 少しわかりにくい質問ですが、効きます。AIは、直前に自分が書いたコードに合わせて、確認の仕組みを書いてしまいがちです。コードが間違っていれば、確認の方も間違った動きを正しいと受け入れてしまいます。確かめる方法は簡単で、コードを1か所わざと壊して、もう一度動かします。それでも成功と出るなら、その確認は何も守っていません。「そういう確かめ方をしていますか」と聞くだけでも、返事から様子がわかります。

3. 業務のルールと、見られる人の範囲は、誰が確かめましたか。 「一定の金額を超える注文は、上長の承認が必要」という処理が、その会社の決まりなのか、AIが推測した動きなのか。自動のチェックでは区別がつきません。要件を読んだ人にしか答えられない部分です。

もう一つ、見た目はそれらしいのに実在しない部品の名前を、AIが出してくることがあります。部品を追加するときは、公式の一覧で名前を確かめているかも、聞いておく価値があります。

私たちの場合
私たちの開発では、変更ごとに次の順で進めています。計画を立てる。別の担当者が、書く前の計画に指摘を入れる。進めるかどうかを承認する。作る(AIが手伝い、人が確認する)。別の人が確認し、チームの責任者が承認する。本番とは別の環境で動作を確認する。リリースの記録を残す。

驚かれることが多いのは、2つ目です。指摘が作った後ではなく、作る前に入ります。間違った計画を直す方が、書き終えたものを直すより、ずっと手間が小さいからです。

このうち確認とテストの記録は、すべての案件で保管していて、お客様は見られます。自動のチェックもかけていますが、それだけで足りるとは考えていません。AIによる確認も補助として使い、誤って指摘することもあるので、結果は人が読んでから判断します。お客様の許可をいただいていないコードやデータは、AIツールに入れません。許可がない案件では、AIによる確認の工程だけを外して進めます。

責任についても、一つ書いておきます。私たちは、AIが書いたことを理由に、責任の扱いを変えません。責任の範囲は、案件ごとに契約で決めます。

人のレビューにも限界がある
人が読めば安心、とも言い切れません。AIのおかげでコードの量は増えますが、人が読める時間は増えないからです。1回の変更が大きすぎると、読む側は流し読みになります。私たちは、変更を小さく保ち、短い区切りで動くものをお見せすることで、1回で読み切れる大きさにしています。

数日で捨てる試作なら、ここまでの手順は重すぎます。試作であることをはっきりさせて、本番には載せない、と決めておくだけで足ります。

次に開発会社へ連絡するとき、1つ目の質問を添えてみてください。返ってくる言葉の具体さで、その会社の普段の進め方が少し見えます。

開発の進め方についても、このブログで続けて書いていきます。続きを読みたい方は、フォローしていただけるとうれしいです。
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