高齢者施設マニュアル

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ビジネス・マーケティング
高齢者施設向け 設備・配膳トラブル防止マニュアル
A4 2枚配布版(施設側・給食側 共通)
目的
配膳設備・搬送・情報共有に関する事故を減らし、安全・衛生・適時適温・誤配防止を両立する。

1. 現場で守る5つの原則
1 温蔵側に熱に弱い物を置かない
樹脂蓋・薄い蓋・ラップは熱源側に接触させない。温蔵側で使う備品は耐熱確認済み品に限定する。
 2 配膳車は原則『引く』
押すと前方が見えにくい。曲がり角、居室前、エレベータ前では徐行し、迷ったら止まる。
3 温冷配膳車は再加熱に使わない
保温・保冷・搬送用の設備として扱う。投入前後の放置時間を短くし、必要な再加熱は別設備で行う。 4 異常・破損・遅延はその場で報告
異音、異臭、温度異常、ブレーキ不良、接触、溶損、誤配寸前は口頭だけで終わらせず記録する。
5 口頭指示だけで運用しない
食止め、形態変更、アレルギー、配膳先変更は、食札・一覧表・現物目印を一致させて確認する。 

2. 配膳の流れに沿ったチェック
場面 必ず見ること 現場の一言
配膳前 □ 温度表示 □ 扉・車輪・ブレーキ
□ 温蔵側に熱に弱い蓋がない
□ 食止め・形態変更・個別対応の最新情報
□ 盛付完了時刻・配膳開始予定時刻 設備と食事情報をセットで確認する
搬送中 □ 原則『引く』
□ 曲がり角・居室前・EV前で徐行
□ 視界を塞ぐ高さまで積まない
□ 異音・傾き・振動がない 押さずに引く。見えない時は止まる
配膳後・下膳後 □ 配膳遅延の有無
□ 温度異常、接触、ヒヤリハット
□ 配膳車・下膳車の清掃と清拭
□ 次回までに必要な修理・共有事項 運び終わった後の記録までが仕事


3. 異常時の初動フロー
1 止める
設備使用を中止し、利用者との接触や火傷など二次事故を防ぐ 2 確認する
利用者・職員・食品・機器の安全を確認する 3 伝える
現場責任者へ即報告。必要なら施設側と給食側の両方へ連絡 4 切り替える
代替機器・代替配膳・食事変更で提供を止めない 5 残す
報告票に記録し、再発防止をその日のうちに共有する

4. 報告対象と簡易記録
必ず報告するもの
□ 異音・異臭・異常加熱・温度表示異常
□ 車輪、ブレーキ、扉、取っ手の不具合
□ 食器・蓋・トレーの変形、溶損、破損
□ 配膳車の接触、ヒヤリハット、転倒寸前
□ 配膳遅延、誤配寸前、情報伝達漏れ
□ 清掃不備、残渣、汚れ、におい その場で書ける簡易メモ
発生日:____ 時刻:____ 場所:____
区分:設備異常 / 破損 / 温度異常 / 接触 / 誤配寸前 / 衛生 / 遅延
何が起きたか:_____________________
初動:使用中止 / 安全確認 / 上長報告 / 代替対応 / 修理依頼
再発防止:_______________________

5. よくあるトラブルと改善例
場面 起こりやすいこと 改善例
温蔵側の積載 熱で蓋や部材が変形・溶損する 温蔵側で使える容器・蓋を型番で固定。熱に弱い蓋は熱源側に置かない
搬送 押していて前方の利用者や職員に気づきにくい 原則『引く』運搬。曲がり角・EV前・居室前は徐行と一時停止
時間管理 盛付後の放置や遅延で適温を外れる 盛付完了、投入、出発、喫食開始見込みを記録し、遅れは即連絡
情報共有 形態変更や食止めが口頭だけで伝わる 食札・一覧表・現物目印の三点一致。変更締切時刻を明確化

現場掲示用の一言:『温蔵側は熱を疑う』『押さずに引く』『異常は止めて記録』

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