言葉にならないままでも ― ものづくりで大切にしていること

言葉にならないままでも ― ものづくりで大切にしていること

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がんと向き合う方やご家族のためのアプリについて、なぜつくるのか、ものづくりで何を大切にしているのかを書いてみます。

相談するには、勇気がいります。そして、自分が何に困っているのか、うまく言葉にならないこともあります。2022年にがん患者1,000人を対象に行われた調査でも、「悩みが絡まり合っていたり、漠然としていて、何を相談してよいかわからず抱え込んだ」という項目に「当てはまる」「やや当てはまる」と答えた方が、合わせて36.8%いました(出典:アフラック「がん患者の悩み・不安に関する実態調査」2022年)。

言葉にならないままでも、相談していい。私はそう考えています。ただ、窓口の手前で言葉を探している人には、案内だけでは届かないこともある。だから、その手前に一言だけ置ける場所をつくりたいと思いました。

ものづくりで大切にしているのは、きれいに整えることを求めないことです。きれいな文章でなくていい。「不安」の二文字だけでもいい。その人の言葉を、その人の言葉のまま受けとめられるものでありたいと考えています。

また、急かさないことも大切にしています。書くことも、話すことも、その人のペースでいい。その一言が、いつか誰かに話す最初の一歩になれば、と思っています。

いま、そのための無料アプリを制作しています。進み具合は、少しずつお伝えしていきます。
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