職場を変えた。
付き合う相手も変わった。
住む場所も変えた。
それなのに、しばらくすると同じ壁が出てくる。
「また同じことをしている」
「結局、自分が悪いのではないか」
そう思っている方へ、先に結論を申し上げます。
性格の問題ではありません。
巡りが切れる場所が、毎回同じだからです。
■五行は、バトンを渡すように巡ります
陰陽五行では、世の中のものを木・火・土・金・水の五つの性質に分けて考えます。
五つは順に次を生みます。木が火を、火が土を、土が金を、金が水を、水が木を。
この巡りのどこか一か所でバトンが止まると、流れ全体が滞ります。
そして、どこで止まるかは人によってほぼ決まっています。
場所や相手を変えても、止まる場所は変わりません。
持って生まれた性質の偏りが、同じところで詰まるからです。
■よくある三つの型
一、熱意が、形にならない(火から土へ渡らない)
やりたいことはある。語れる。けれど、いつも企画のまま終わる。
始めるのは得意だが、続きを人に渡す段取りが抜ける。
二、やっているのに、手応えがない(金から水へ渡らない)
作業量は多い。きちんと仕上げている。それなのに評価も収入も変わらない。
作ったものを、外へ出す工程が足りていません。
三、終わったのに、次が決まらない(水から木へ渡らない)
区切りはついた。反省もした。それでも次の方向が出てこない。
成果を受け取ったあと、新しい芽へつなぐ力が弱い型です。
■自分の型を見分ける方法
紙を一枚用意して、過去にうまくいかなかった時のことを三つ書いてください。
仕事でも、恋愛でも、学生時代のことでも構いません。
書くのは次の二つだけです。
・どこまでは進んだか
・どこから進まなくなったか
三つ並べると、たいてい「進まなくなった場所」が同じ形をしています。
それが、あなたのバトンが落ちる場所です。
■型ごとの、小さな一手
一の型(熱意が形にならない)
考えたことを、その日のうちに一行だけ人に話す。
頭の中にあるうちは、まだ火のままです。
二の型(手応えがない)
出来上がったものを、評価してくれる人ではなく、使う人に渡す。
完成度を上げる前に、外へ出す回数を増やします。
三の型(次が決まらない)
終わったことを紙に書いて、物理的に閉じる。
区切りが曖昧なままだと、次の芽は出ません。
■十月は、見直しに向く時期です
秋は五行で「金」。実らせ、区切る季節です。
10月8日の寒露を過ぎると、流れは冬(水)へ向かいます。
冬は蓄える季節なので、新しく広げるより、自分の型を知っておくのに向いています。
春に動き出すとき、同じ場所でつまずかないためです。
■それでも分からない時
ここまでは、ご自分で試せる範囲です。
ただ、三つ並べても共通点が見えないことがあります。
自分の詰まりは、内側からはいちばん見えにくいからです。
うまくいかなかった記憶は、思い出したくない部分から順に薄れます。
生年月日からは、五つの性質のうち何を多く持ち、何を持っていないかが分かります。
持っていないものは、努力ではなく、やり方で補うしかありません。
このことは「頑張っているのに報われない時、原因は努力の量ではありません」にも書きました。
今まさに動けないと感じている方は、「八方塞がりに見える時、たいてい一方は開いています」もあわせてどうぞ。
同じところでつまずくのは、学んでいないからではありません。
つまずく場所を、まだ知らないだけです。
玄征
ご自分の巡りがどこで切れているのかを知りたい方は、「停滞の根本原因を霊視|陰陽五行で読み解きます」からご相談ください。