受け流したはずの一言が、家でそっと泣かせてきた話

受け流したはずの一言が、家でそっと泣かせてきた話

記事
コラム
褒められて泣くなんて、よくある話だと思っていました。
SNSでも、友達の話でも、
褒められて涙が出たなんて聞くことはあるし、
そのたびに あ〜、そういうこともあるよね
くらいにしか思っていませんでした。

でも、いざ自分がその立場になると、
こんなにも胸に響くんだって、ちょっと驚いています。

その日、私はいつも通り、
淡々と仕事をして、淡々と帰る準備をして、
淡々と一日を終わらせようとしていました。
特別なことなんて何もしていない、ただの平日。

帰り際、ふとしたタイミングで言われたんです。

ここちゃんのそういうところ、すごくいいと思うよ。

ほんとうに軽いトーンで。深刻でもなく、
ドラマチックでもなく、ただのその場の一言。

その瞬間は、
え、ありがとう〜って笑って流しました。
照れくさくて、ちゃんと受け取る準備なんてできていなくて。

でも、家に帰って、
靴を脱いで、
バッグを置いて、
ふうっと息をついた瞬間に、その言葉が胸の奥からゆっくり浮かんできたんです。

なんであんなに軽い一言が、こんなにも重く響くんだろう。

気づいたら涙が出ていました。
ぽろぽろじゃなくて、じわじわと、静かにあふれてくる涙。

よくある話だと思っていたけど、
実際に自分が体験すると、よくある話じゃなくなるんですね。
その一言が、最近ちょっと無理していた自分の背中をそっと撫でてくれたみたいで。

人って、思っているよりずっと繊細で、
思っているよりずっと誰かの言葉に救われる。

褒められるって、その瞬間よりも、
あとからじわじわ効いてくることがあるんだと身をもって知りました。

もし今、誰かの言葉をうまく受け取れない自分がいても、
それはそれでいいんです。心はあとからゆっくり受け取るから。

今日もどこかで、誰かの何気ない一言が
誰かの心をそっとほどいていますように。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す