昨夜、気づけば朝方まで話してしまった。
声を聞いているだけで安心するのに、どこかで距離を測ってしまう。
踏み込みすぎないように、でも離れすぎないように。
その“ちょうどいい場所”を探している関係。
気持ちを言葉にしてみたけれど、
どこまで伝わったのかはまだわからない。
半分寝ていたし。
それでも、あの時間がただ楽しくて、
電話を切ったあともしばらく余韻が残っていた。
いや即寝だったか。
カードを引いたら、節制(Temperance)が静かに出ていた。
混ぜすぎず、離れすぎず。
ふたりの温度をそっと整える一枚。
昨夜の空気そのままのようで、思わず笑ってしまった。
占い師で、アドバイザーとしても人の相談を受けているのに、
自分の言動がへっぽこに思えて申し訳なくなる瞬間がある。
人を支える側だからこそ、
自分の揺れがやけに目につく日もある。
でも、鑑定をしていると気づく。
こういう“揺れ”って、誰にでもあるものなんだと。
読んでいるあなたにも、きっと似た夜があるはず。
人との距離って、むずかしいからこそ愛しい。
変わりたいような、変わりたくないような。
その曖昧さごと抱きしめていい。
節制のカードは、
“今のペースで大丈夫だよ”とそっと背中を押してくれている。
気分で選んだジャスミンティーがやけにおいしくて、
寝不足の身体にすっと幸せが染みこんでいく。