こんにちは。
Webデザイン・ロゴ制作を行っているizaki minoriです。
今回は、私がロゴ制作で大切にしていることを、実際に制作した2つのロゴとともにご紹介します。
ロゴは、ただおしゃれな文字やイラストを組み合わせるものではありません。
お店やブランドに込められた想い、届けたい相手、提供している商品やサービスの雰囲気を、ひと目で感じてもらうための大切な「顔」だと考えています。
そのため、私は制作に入る前のヒアリングを特に大切にしています。
・お店やブランドを始めたきっかけ
・商品やサービスに込めている想い
・届けたいターゲットについて
・ロゴを見た方にどんな印象を持ってほしいのか
・お店やブランドにどんな物語があるのか
・SNSや名刺など、どのような場面で使用するのか
といった部分まで丁寧にブラッシュアップしていきます。
お客様の中にある、まだ言葉になっていないイメージを一緒に見つけながら、そのブランドだけの世界観を形にすることを大切にしています。
制作事例① 絵本の物語を表現したカフェロゴ
こちらは、新しくオープンするカフェのために制作したロゴです。
実際のお客様からご依頼いただき、SNSアイコン・名刺・看板などで使用するロゴとして制作しました。
今回のご依頼では、「童話に登場する隠れ家のようなカフェ」という世界観を伺いました。
取り入れたいモチーフは、うさぎと本。
いただいたいくつかの実際のカフェの写真から、自然に囲まれた温かさや、アンティーク絵本のような雰囲気も読み取れて、大切な要素でした。
主なターゲットは20〜30代の女性です。
かわいらしさだけに偏らず、大人の女性にも親しんでいただける落ち着きや上品さを取り入れることが、今回の制作におけるポイントでした。
モチーフをひとつの物語として構成
制作で特に意識したのは、ご希望のモチーフを単に並べるのではなく、ひとつの物語として見える構成にすることです。
大きく開かれた本からうさぎが飛び出し、その先にある小さな家へ向かっているように配置しました。
絵本を開いた瞬間、その中に描かれていた世界が現実へ広がっていくようなイメージです。
木の枝や草花で家を優しく囲むことで、森の中にひっそりと佇む、隠れ家カフェらしい雰囲気も表現しています。
一番こだわったのは、”想像が広がるデザイン”
今回一番こだわったのは、ロゴを見た方が「物語の続き」を想像できることです。
うさぎの身体や視線を家の方向へ向けることで、見る人の視線も自然に家へ導かれるようにしました。
「うさぎはこれからどこへ向かうのだろう」
「この家の扉の向こうには、どんな空間があるのだろう」
そんな想像が膨らみ、実際にお店を訪れてみたくなるデザインを目指しました。
配色に込めた意図
全体は、木や古い絵本を思わせるナチュラルなブラウンを基調としています。
そこに落ち着いたグリーンや、ボルドーを加えることで、自然の温かさとアンティークな雰囲気を表現しました。
店名の文字には、深みのあるボルドーを採用しています。
柔らかなイラストを引き締めながら、かわいらしさの中に大人っぽさや上品さを加える役割を持たせました。
イラストになじむフォント
店名には、流れるような曲線が特徴のフォントを使用しています。
手描きのイラストになじみながらも、ロゴ全体に洗練された印象を加えられる書体を選びました。
大きな頭文字を本に重ねることで、文字を後から添えるのではなく、イラストと一体になって見えるようにしています。
使用する場面も考えたレイアウト
InstagramなどのSNSでは、ロゴが小さく表示されます。
そのため、本・うさぎ・家という主要なモチーフを中央にまとめ、正方形の画面内でも世界観を感じられる構図にしました。
一方で、名刺やショップカード、看板などでは、草花や家の細かな描写まで楽しめます。
使用する媒体によって見え方が変わることを考え、全体のシルエットと細部の両方に魅力を持たせています。
制作事例② 手編みベビーブランドのロゴ
こちらは、私自身が運営している手編みベビーブランドのために制作したロゴです。
ベビーソックスやレッグウォーマーなど、赤ちゃんのためのニット作品を一点ずつ手編みで制作しています。
ブランドの特徴が伝わるモチーフ選び
ロゴには、気球・毛糸・編み針・ベビーソックスなど、ブランドを象徴するモチーフを取り入れました。
どのモチーフも、単に「手編みブランドだから」という理由で選んだものではありません。
赤ちゃんの小さな足を包むニット作品の温もりや、これから始まる新しい毎日への希望が伝わることを大切にしています。
気球に込めたブランドの物語
メインモチーフには、ベビーアイテムを乗せた気球を選びました。
気球には、赤ちゃんがこれから新しい世界へ旅立っていく姿や、家族とともに過ごす未来への希望を重ねています。
周囲には毛糸や編み針を配置し、一点ずつ手仕事で制作しているブランドであることが伝わるようにしました。
商品そのものだけでなく、作品に込めている想いまで感じてもらえるロゴを目指しています。
優しさと印象の残りやすさを両立
全体には、ベージュやくすみピンクなどの柔らかな色を使用しています。
ベビーアイテムらしい優しさや温もりを表現しながら、ブランド名には深みのあるボルドーを取り入れました。
輪郭をはっきりさせた存在感のある文字を中央に配置することで、小さなSNSアイコンとして表示されたときにも、ブランド名が印象に残るようにしています。
Instagramでの見え方を意識
ハンドメイドブランドでは、Instagramが作品を知っていただくための大切な場所になります。
そのため、プロフィールアイコンとして使用しやすい円形を基本に、主要な要素が中央に収まる構成にしました。
投稿やショップカードにも同じ色やモチーフを取り入れることで、ブランド全体に統一感を持たせることができます。
商品写真と並んだときにも浮きすぎず、アカウント全体の柔らかな雰囲気になじむ配色を意識しています。
2つのロゴに共通して大切にしたこと
カフェと手編みベビーブランドでは、扱うものもターゲットも異なります。
しかし、どちらのロゴにも共通しているのは、モチーフを並べるだけで終わらせず、ブランドの背景にある物語まで表現していることです。
ロゴ制作では、次の3つを特に大切にしています。
1.想いを丁寧に整理すること
「優しい感じ」「絵本のような雰囲気」など、最初は抽象的なイメージでも問題ありません。
お話を伺いながら、誰に届けたいのか、どのような印象を持ってほしいのかを一緒に整理していきます。
2.モチーフに意味を持たせること
ご希望のモチーフを取り入れるだけでなく、それぞれにどのような役割を持たせるかを考えます。
配置や視線、動きを工夫することで、静止画であるロゴにも物語を生み出せます。
3.実際の使用場面を考えること
SNSアイコン、名刺、ショップカード、看板など、ロゴはさまざまな場面で使用されます。
使用するサイズや背景によって見え方が変わるため、完成後にどのように活用するかも考えながら制作しています。
まとめ
私が制作するロゴでは、見た目のかわいらしさだけではなく、お店やブランドの想いが伝わることを大切にしています。
「イメージはあるけれど、うまく言葉にできない」
「取り入れたいモチーフはあるけれど、まとめ方が分からない」
「自分のブランドらしさをロゴで表現したい」
そのような方にも、丁寧にお話を伺いながらご提案いたします。
お店やブランドに込めた想いを、見る人の心に残るひとつの物語として形にします。ロゴ制作をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。