もう着ていないのに、どうしても捨てられない一枚の服。
「いつかまた使うかも」と、しまったままの道具。
「私なんて、こういう人だから」と、心の中でくり返してきた言葉。
握りしめていることにさえ、気づいていないものもあるかもしれません。
今週の星は、それを無理に手放すためではなく、一度、手のひらにのせて眺めてみるきっかけを作ってくれます。
こんにちは。
転換期専門鑑定師の晴虹(セイコー)です。
2026年10月26日から11月1日の週間星読みをお届けします。
10月も終わりに近づき、街のあちこちで、木の葉が色づきはじめましたね。
朝晩の冷え込みで、手先や足先が冷えやすい季節です。
温かい飲み物を手のひらで包んで、ほっとする時間を作ってあげてください。
今週の主役は、10月26日の満月です。
お昼すぎ、蠍座の太陽と、牡牛座の月が向かい合います。
そして、10月24日の夕方から、水星が蠍座で逆行しています。
金星も逆行しながら、25日の夕方に天秤座へ戻ったところです。
満ちて見えてきたものを、急がずに見つめ直す1週間です。
今週のテーマは、
「手放すかどうか決める前に、握ってきたものを、もう一度手のひらにのせて眺めること」
です。
手放さなければいけない、という話ではありません。
残すのも、手放すのも、もう少しそばに置いておくのも、全部あなたの選び方です。
ただ、選ぶ前に、一度だけ、ちゃんと眺めてみる。
それだけの1週間です。
牡牛座の満月。照らし出される「私が持っているもの」
満月は、月が太陽の光をいっぱいに受けて、まあるく満ちる日です。
これまで積み重ねてきたものが、形として見えてくるタイミングと言われています。
今回の満月は、牡牛座の月と、蠍座の太陽が向かい合います。
牡牛座は、自分が持っているもの、心地よさ、五感を大切にする星座です。
蠍座は、物事の奥へ深く潜り、本当に大切なものを見極めようとする星座です。
「私が今、持っているもの」と、「その奥で、本当に大切にしたいもの」。
その二つが、満月の光で照らし出されるようなイメージです。
さらに、満月とほぼ同じころ、月が冥王星と緊張する角度になり、その夜には太陽と冥王星の緊張もぴったりになります。
冥王星は、深いところからの変化を表す星です。
「これは手放したくない」という気持ちと、「そろそろ変わりたい」という気持ち。
その両方が、同時に強く感じられるかもしれません。
怖がるためではなく、気をつけるための目印として知っておいてください。
握る手に力が入っていることに気づけたら、まずはそれだけで十分です。
満月のことは、また改めて別の記事でゆっくりお届けしますね。
水星と金星が、そろって振り返りの時間へ
水星は、考えること、話すこと、言葉のやりとりを表す星です。
金星は、喜び、好きなもの、心地よさ、人とのご縁を表す星です。
その二つの星が、今週はそろって逆行しています。
どちらも、11月14日に順行へ戻ります。
逆行と聞くと、少し身構えてしまう方もいるかもしれません。
でも、逆行の期間は、悪いことが起こる期間ではありません。
大丈夫です。
決めかけていたことを、もう一度読み返す。
前は迷わず「好き」と言えたものを、今の私で確かめ直す。
そうすることで、今まで見えていなかったものが、そっと浮かび上がってくる時間です。
今回の水星は、蠍座での逆行です。
あれもこれもと広げるより、ひとつのことを、じっくり深く見つめるのに向いています。
全部を見直さなくていいのです。
ひとつだけ、手に取ってみてください。
握ってきたものには、握ってきた理由がある
一度自分のものになったものは、手に入れる前よりも、大切に感じやすいものです。
使っていない服も、「高かったし」「思い出があるし」と、引き出しに戻してしまう。
続けてきた習慣も、「私はこういう人」という思い込みも、同じかもしれません。
それは、悪いことではありません。
自分の持ち物や、これまでの歩みを大切にできる、ということでもあるからです。
ただ、「ずっと持ってきたから大事」と、「今の私に大事」が、いつの間にか少しずれていることがあります。
今週は、そのずれに気づけたら、それで十分です。
気づいても、すぐに手放さなくて構いません。
10月26日 月曜日|満ちたものを、そのまま受け取る日
今日のサビアンシンボルは、
「棟上げ式」
です。
家の骨組みが立ち上がり、みんなで完成を祝う場面です。
ここまで積み上げてきたものが、ひとつの形として見えてくる日です。
月は朝のうちに牡牛座へ移り、お昼すぎに満月を迎えます。
ほぼ同じころ、月は冥王星と緊張する角度になり、夜には太陽と冥王星の緊張もぴったりになります。
見えてきたものに、心が大きく揺さぶられやすい1日です。
今日の星の使い方。
今日は、何も決めなくていい日です。
満月の光で見えてきたことを、メモに1行だけ書いてみてください。
「今、私が握っているもの」
答えを出すのは、もっとあとで構いません。
10月27日 火曜日|小さな灯りを、消さずに運ぶ日
今日のサビアンシンボルは、
「火のともったろうそくを運ぶ若者」
です。
小さな炎を手で守りながら、ゆっくり歩いていく姿です。
大切なものほど、急ぐと消えてしまいます。
月は牡牛座にいて、満月の余韻が残っています。
冥王星や火星と、ゆるやかに緊張する角度を取るので、まだ少し気持ちが急かされるかもしれません。
今日の星の使い方。
今日いちばん大切にしたいことを、ひとつだけ決めてください。
それだけは、いつもより少しゆっくり、ていねいに進めます。
ほかのことは、いつもどおりで大丈夫です。
10月28日 水曜日|波が来ても、足元を確かめる日
今日のサビアンシンボルは、
「大きな岩場の海岸」
です。
波が何度打ち寄せても、変わらずそこに在り続ける岩場の姿です。
明け方前に、月と獅子座の木星の緊張がぴったりになります。
気持ちが大きくなって、つい引き受けすぎてしまいやすい時間です。
午前に月は双子座へ移り、逆行中の水星と向かい合います。
言葉や情報が行き交って、心がざわざわしやすくなります。
今日の星の使い方。
気持ちが揺れたら、立ったまま、足の裏に意識を向けてみてください。
かかと、土踏まず、足の指。
床に触れている感覚を、ゆっくり三回、確かめます。
岩場のように、ここに立っている私を感じてください。
10月29日 木曜日|胸の高鳴りに、足場を残す日
今日のサビアンシンボルは、
「ゴールドラッシュ」
です。
金を求めて、たくさんの人が一斉に走り出す場面です。
胸が高鳴るものを見つけたときの、あの勢いです。
月は双子座にいて、土星と調和し、そのあと天王星と重なります。
天王星は、変化やひらめきを表す星です。
新しいものに、ぱっと心が動きやすい日です。
土星との調和は、足元を確かめながら進むことを、そっと助けてくれます。
今日の星の使い方。
ときめくものに出会ったら、すぐに手を伸ばす前に、メモに書いておいてください。
「明日の私へ」と、一言そえて。
明日読み返して、まだ胸が高鳴っていたら、そのときに動けば間に合います。
10月30日 金曜日|心の深いところへ、そっと潜る日
今日のサビアンシンボルは、
「深海潜水士」
です。
光の届かない深い海へ、ひとり静かに潜っていく人の姿です。
蠍座で逆行中の水星とも、よく響き合うシンボルです。
明け方前に月と木星が調和し、午前に月は蟹座へ移ります。
金星とも調和の角度を取り、気持ちがやわらかく、内側へ向かいやすい日です。
今日の星の使い方。
10分だけ、何もしない時間を作ってください。
スマートフォンを置いて、目を閉じて、呼吸をゆっくり数えるだけ。
深く潜ったら、ちゃんと浮かんでくる。
その往復だけで、十分です。
10月31日 土曜日|言葉にしなくても通う、を信じる日
今日のサビアンシンボルは、
「湖面を横ぎって輝く月」
です。
静かな湖に、月の光が一本の道のように映っている景色です。
言葉にしなくても、伝わるものがあります。
明け方前に、逆行中の水星と獅子座の火星が、緊張する角度でぴったりになります。
火星は、行動力や怒りの熱を表す星です。
言葉がとがりやすく、つい言い返したくなる配置です。
一方で、蟹座の月は蠍座の太陽と調和して、心の通い合いを助けてくれます。
今日の星の使い方。
言い返したくなったら、温かい飲み物を一口飲んでから話してみてください。
口の中に広がる温度を感じる、その数秒が、言葉の角をやわらかくしてくれます。
11月1日 日曜日|小さな引っかかりを、ていねいに整える日
今日のサビアンシンボルは、
「歯科の仕事」
です。
小さな欠けや痛みを、細かい手仕事で、ていねいに直していく場面です。
朝は、蟹座の月と天秤座の金星が緊張する角度になります。
人の気持ちと自分の気持ちの間で、小さな引っかかりを感じやすい時間です。
午後に月は獅子座へ移り、気持ちが少しずつ明るく、外へ向かっていきます。
今日の星の使い方。
机の上か、玄関か、どこか一か所だけを整えてみてください。
全部でなくていいのです。
ひとつ整うと、新しい週を迎える気持ちも、すっと整っていきます。
今週の開運アクション
今週の開運アクションは、
「引き出しかバッグの中から、ひとつだけ取り出して手のひらにのせ、『これは、今の私にも必要かな』と聞いてみること」
です。
お金も道具もいりません。
10分もかかりません。
答えは、三つのどれでも構いません。
残す。
手放す。
まだ分からないから、もう少しそばに置いておく。
どれを選んでも、それは「眺めてから選んだ」大切な一回です。
物でなくてもいいのです。
「なんとなく続けていること」をひとつ紙に書いて、眺めてみるのでも構いません。
おわりに
引き出しの奥のものも、続けてきた習慣も、「私はこういう人」という言葉も。
握ってきたものには、握ってきた理由があります。
それは、これまでのあなたを、ちゃんと支えてくれたものです。
今週は、牡牛座の満月が「持っているもの」を照らし、水星と金星がそろって振り返りの時間にいます。
手放すことを、急がなくていい週です。
ひとつだけ、手のひらにのせて、眺めてみる。
残すか、手放すか、そばに置いておくか。
選ぶのは、いつでもあなたです。
週の終わりに、ひとつだけ聞いてみてください。
「私が、これからも大切に持っていきたいものは、何ですか」
答えは、急いで出さなくて構いません。
晴虹庵
晴虹(セイコー)
―― 悩みは、希望への入り口です。
答えを急がなくて大丈夫。星の言葉を手がかりに、そっと隣にいます。
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うまく言葉にできなくて構いません。
なんとなく、手放せないものがある。
そのくらいの言葉でも、入口になります。
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