「好きだから大丈夫。」
恋愛中は、そう思えるものです。
でも、結婚や同棲が始まると、お金は毎日の生活に関わってきます。
「外食は控えたい。」
「せっかくの休みだから旅行に行こう。」
「ブランド品は必要ない。」
「欲しいものは我慢したくない。」
どちらが正しいという話ではありません。
問題なのは、お金の使い方ではなく、お金に対する考え方です。
例えば、一人は「今を楽しむために使うお金は価値がある」と考えています。
もう一人は「将来のために貯金することが安心につながる」と考えています。
この二人が何も話し合わなければ、お互いに相手を理解できず、不満だけが積み重なっていきます。
「ケチだな。」
「浪費家だな。」
そんな言葉が心の中に生まれた瞬間から、ケンカの原因はお金ではなく、相手への不信感へと変わっていきます。
逆に、お金の価値観が違っていても幸せな夫婦はいます。
その人たちは、お互いを変えようとするのではなく、違いを理解しようとしています。
「なぜそう考えるの?」
そう聞くだけで、相手が育ってきた環境や大切にしているものが見えてくることがあります。
お金は、その人の人生そのものを映す鏡です。
だからこそ、「いくら持っているか」よりも、「どう使いたいと思っているか」のほうが大切なのです。
私ならこう答えます。
お金の価値観が違うこと自体は、別れる理由にはなりません。
本当に危険なのは、お金の話を避け続けることです。
結婚前でも、恋人同士でも、お金について安心して話せる関係なら、その先も一緒に乗り越えられる可能性は高いでしょう。
愛だけでは生活はできません。
しかし、お金だけでも幸せにはなれません。
だからこそ、愛とお金の両方について、素直に話し合える相手を選ぶことが、長く幸せでいるための大切な条件だと私は思います。