価格を考えるときは、材料費だけでなく、梱包費、送料、販売手数料、制作時間、月ごとの固定費も分けて見ると、値付けの根拠を整理しやすくなります。
ここでは計算方法を説明するため、架空の1商品を例にします。販売価格は3,000円、購入者から受け取る送料は300円。材料費650円、梱包費120円、実際に支払う送料700円です。手数料は「販売価格と受取送料の合計の10%+1注文40円」と仮定します。この手数料は説明用の仮定で、ココナラなど特定サービスの料金ではありません。
まず、受け取る金額は3,000円+300円=3,300円。割合の手数料は3,300円×10%=330円で、固定分40円を足すと、手数料は合計370円です。材料・梱包・送料・手数料を引くと、3,300円−650円−120円−700円−370円=1,460円が残ります。これは、自分の作業時間への対価や月ごとの固定費をまだ考慮していない金額です。
次に、制作時間を45分、目標の時給を1,200円と置きます。45分は0.75時間なので、作業時間への目安は1,200円×0.75=900円です。1,460円からこの900円を差し引くと560円。これが、作業時間への目安を確保したあと、月ごとの固定費に回せる1点あたりの金額です。
ここでいう「現金の残り」と「自分の時間への対価」は別の見方です。自分に給料を実際に振り込んでいなくても、制作に使った時間を無料として扱わず、目標額を計算上で差し引いてみます。この例では、固定費5,000円をまかなう目安は、5,000円÷560円=約8.93点、端数を切り上げて月9点です。税金、返品、値引きなどは含めていないため、実際の収支を保証する数字ではありません。
販売価格・受取送料・実際の送料・手数料条件を変えると、残る金額も変わります。まずは自分の商品に近い数字を入れ、作業時間を含めた値付けを試算してみてください。
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