現役営業事務が語る“複数のタイミングにより組織は動く”

現役営業事務が語る“複数のタイミングにより組織は動く”

記事
コラム
セラー業務支援室です。
私は医薬品メーカーで30年、営業事務として働いています。

6月、ココナラ上で「ココナラ新時代/タイミング」という共通タイトルでブログを書く、「和服のななこ」さんの企画がありました。
記憶に新しい方も多いと思います。

私は、このタイトルではなかなか筆が進みませんでした。
ところが今になって、
「タイミング」という言葉からなら書ける気がしたので、
改めて綴ってみたいと思います。

■ “平成”の時代

20年以上前の話です。 
当時の社内はまだ禁煙ではなく、席で自由にタバコを吸える環境でした。

一方で世間では省エネブームが広がり、
企業は経費削減の一環として
備品・消耗品・光熱費の節約を社員に求めるようになっていました。

私の勤める会社でも同様で、
空調の温度設定基準まで細かく定められ、
「このご時世に習い、空調温度を○度に設定する」という
通達文書が回ってきました。 

その文言を見た瞬間、私は担当部署に向かい、口頭でこう訴えました。

「“このご時世に習い”と書くのであれば、社内禁煙も同じように進めるべきではないでしょうか。」

昼休みの雑談でその話をすると、
同じ考えを持つ同僚が何人も後押ししてくれました。 

そして数日後、社内は全面禁煙になりました。

あの時、
「このご時世に習い」という一言を見逃さなかったこと。 
そして、同じ思いを持つ人が複数いたこと。 

その“タイミング”が重なったからこそ、
会社のルールを変えることができたのだと思っています。

■複数のタイミングを読む力

平成の頃は、一社員が口頭で意見を伝え、それがすぐに通るような“緩さ”がありました。

しかし令和の今は、他部署へ直接物申すのではなく、
案件に応じて上長・労働組合・相談窓口などを通すことが規定されています。

文書もAIで作成されることが普及し、文書の表現のミスは減りつつあります。

それでも、下位の立場の人が会社内で何か変化を起こそうとするなら、
規定された手順を踏むことが前提でありつつも、
やはり“複数のタイミング”が重なる瞬間”を利用することです。

周囲の空気、同じ思いを持つ人の存在、社会の流れ。
それらが揃った時、組織は動く。
だからこそ、タイミングを計る能力を少しずつ身につけておく必要があると、
私は長年の経験から、そう強く感じています。

追記

令和8年7月、熊本で震度7を計測した地震にて、大型商業施設が爆発し、
従業員数名が亡くなられる痛ましい事故となりました。 
この出来事は、その施設だけでなく、日本全体の防災マニュアルがさらに見直されるのだろうと感じています。
 「震災による避難方法」だけでなく、ガス爆発や真夏の避難生活など、「避難中に起こり得る二次被害」まで想定範囲が広がるはずです。

大きな事故や災害が起こると、社会全体のルールやマニュアルが見直されます。
そこにも“複数の要因が重なった結果、社会のルールや仕組みが変化していくという側面があるのだと思います。

1日も早く通常の生活に戻るよう、心より切に願います。 

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